12月31日(木) シンクロ率 29 %

大掃除の一環として、macOS を El Capitan (10.11) から Mojave (10.14) に上げてみる。これも長年放置されてきた懸案。MBA Mid 2012 なので Catalina (10.15) にすることも可能だが、32bit バイナリがサポートされなくなるらしいので念のために Mojave までにしておいた。遠からず MBA 自体を買い替えることになりそうだし。

更新に必要な空き容量を作り、アップデートは特に問題なく完了。アップデートの最後の最後で「ネットワーク接続が切れました」というエラーが出ておじゃんになることが数回続いたが、よく分からない。Apple 側の混雑によるものとの説もあり。ファイルシステムが HFS+ から APFS になった。なぜか SSD の空きが増えた。Dashboard がデフォルトで無効になっていて焦った([システム環境設定]-[Mission Control] から有効化)。

OS のアップグレードにより ATOK for Mac 2016 がサポートから外れたため、新しい ATOK を購入。パッケージではなくサブスクに変わっていた。ソフトウェアビジネスはいずこも同じ秋の夕暮だな。

OS のアップグレードにより Firefox も ESR 版ではなく最新のブランチを使えるようになったので更新。

Emacs 25.2 はリビルドなしで問題なく動いているようなのでこのまま使う。procmail, fetchmail などもそのまま。動いているものをいじってはいけない。

ストレージの埋まり具合を可視化してくれる Disk Inventory X が昨年更新されていたので入れ替える。不要な大ファイルを掃除するのに不可欠。

昨日に引き続き、#wota Zoom 忘年会 Day 2。紅白を見ながら。Perfume は NHK ホールではなく 101st から、Dream Fighter, Baby cruising Love, Time Warp のメドレー。ブラウン管テレビを積んだセットに過去の MV が映る演出から LED スクリーンに変わり、これまでの紅白出場時の映像を映す「タイムワープ」の趣向。のっちさんが髪にちょっとウェーブをかけていてお姉さんぽい。

最新曲の Time Warp を歌うのは当然として、メドレーを構成する他の曲がなぜ DF と BcL だったのかだが、おそらく2008年の紅白初出場での選曲が関係していると思われる。Perfume が『ポリリズム』でブレイクしたのは2007年9月だが、2007年末には紅白に呼ばれず、初出場は翌2008年になった。その時の選曲が『ポリリズム』で、2009年以降はその年に出た曲を歌ってきたため、2008年のシングル『Baby cruising Love』『love the world』『Dream Fighter』だけが紅白で歌われていない「不遇の曲」になっていた。なので、メドレーにするのならこの不遇の曲たちを紅白に出そうということだったのだろう(love the world は残念ながら入らなかったが)。

Perfume が世間から飽きられているのかどうかはよく分からないが、ずっと変わらずに「善良」であり続けている点に価値があると思っている。彼女達のパフォーマンスを見ることで、自分が善良に生きるための座標原点を思い出すような、不思議な作用がある。※かなり大げさなことを言っています。

紅白

Perfume に続いて BABYMETAL。ようやく紅白に来た。3人目は何人かが交代でサポートに入っているらしいが、今回は岡崎百々子さんだったらしい。

YOASOBI の「夜に駆ける」はところざわサクラタウンから。聴いたことのないイントロが付いていた。カット一切なし、フル尺での放送。恵まれた扱い。「審査員のスタジオに Perfume が勝手に来て曲に合わせて踊っている」と、副音声で山ちゃんたちがずっと説明していて面白かった。完全にあ〜ちゃんの声が入ってるし。映像が見たい。次の関ジャニの歌でも完コピで踊る姿がスクリーンに映った。

東京事変は「うるうるうるう」。事変としての初出場にこの曲を持ってくるとは。冒頭は「能動的三分間」からの引用。ワルツで始まって最後ラテンにしてしまうのが凄い。

得票は紅:2,635,200、白:1,383,180で4年ぶりに紅優勝。どうせ嵐のラストだから白が優勝だろうと思っていたが、ダブルスコアに近い大差で紅とは意外。今年はテレビ投票のみで、しかも番組を長く見た人ほど持ち票が増えるシステムだったのが効いたのかも。YOASOBI の出演といい勝敗といい、結果的に今年の紅白は正義が行われた感じがあって個人的には満足です。

12月30日(水) シンクロ率 26 %

アルミサッシに隙間ができている問題を処理。地震で枠が歪んだのか、閉めても5mmほどすき間が空いてしまうサッシが2箇所あり、何年も放置していた。隙間風が入るし雨も吹き込む。「サッシーニの空隙だ」とか洒落をこいている場合ではない。スポンジ製の隙間テープを貼ってみたが、最も広い隙間を埋めるには1cm程度の厚みではとても足りないし、隙間テープに頼るのはどうも正解という感じがしない。

そんなときはやはり google 先生の出番。「サッシ 隙間」で検索すると、ちゃんと解答が見つかった。サッシの上部・下部には必ず戸車の高さを調整するネジがあり、これを回すことでサッシの傾きを調整できる。可動範囲は意外に広い。戸の下側に隙間ができている場合には前輪を上げて後輪を下げる。上側に隙間ができている場合はこの逆。これで2箇所とも完璧に修正できた。傾きが補正されたおかげでクレセント錠もスムーズにかかるようになった。素晴らしい。こういう仕事をやり遂げると良い年末を迎えられた気になる。

#wota Zoom 忘年会。レコ大などを見ながら淡々と。3人以上参加していたが40分経っても特に切られるようなことはなかった。Zoom の接続数がどういう基準になっているのか謎。

みんながバーチャル背景を使っているので俺も設定しようとしたら、「お前の PC はこの遊びをやるにはスペックが足りない」というメッセージが出た。そうなのか。まあ2012年の MBA だしな。

12月29日(火) シンクロ率 23 %

通い仕事が仕事納め。2時間早く退社。良いお年を。

通わない方の仕事は、納まっているのかいないのか…。今はボールは俺の手元にないが、越年確定。

発熱から3日後、検査に向かう途中の車内で死亡というのはなかなか。

喘息の患者は SARS-CoV-2 が細胞に感染する際に使われる受容体 (ACE2, TMPRSS2) が健常者より少ない傾向があり、COVID-19 には感染しづらく重症化もしにくい傾向があるとのこと。COPD も喘息も似たようなものかと思いきや、逆の傾向があるようだ。俺にはありがたい話。ただ、咳をしているせいで誤解されて殺されるリスクはある。「喘息です」バッジ、買うべきか(いろいろ種類があって面白い)。

12月28日(月) シンクロ率 25 %

2020年最後の納品。うーむ。もっと何とかせねば。

12月26日(土) シンクロ率 20 %

Newton (ニュートン) 2021年 02月号 [雑誌]の通販 - honto本の通販ストア

原稿が終わらなくて死んでいる。早書きできる人がうらやましい。

本日発売の『Newton』2月号にて、「悪魔の物理学」という記事を書きました。ラプラスの悪魔やマクスウェルの悪魔の話です。よろしければご覧ください。俺の力不足もあり、かなり苦労してしまった。

記事はライターのものではなく編集者のものである。内容に関する最終的な決定権は編集者の側にある。用語用字や文字数、内容のレベルも発注者である編集者が決める。しかし、編集者側による修正が明らかに degrade であると思われる場合もしばしばあって、そういうときには話し合って落とし所を決める。これがかなり大変。さらに、監修を外部の専門家に頼んでいて、編集者・ライター・監修者の三者の見解に食い違いがあったりすると、すり合わせがとてつもなく大変。印刷に間に合わせるための期限が迫っているときには特に。毎回、よくやってるなぁと思う。

そんなふうに苦労した記事について、読者の方から「面白かった」という感想をいただけるのは本当に励みになるし、救われる。

12月25日(金) シンクロ率 23 %

「自分の生まれ年の西暦に自分の年齢を足すと誰でも必ず2020になる。次にこうなるのは1000年後」というクソ tweet が駆け抜けるクリスマス。晩飯のときに俺も母親から聞いた(LINE で回ってきたらしい)。そらそうよ、と思ったが、何かもう少し別のことを言っているのかな、と思って「ふーん」とだけ答えておいた。1時間ほど経ったら、「さっきのやつ、当たり前だって(笑)。毎年そうなるんだって」と言うので、「うん。でしょうね」と答えた。

濃い味の情報が日々大量に入力されるせいで、「笑える / 驚いた / ムカつく / 憎らしい / 泣ける / 怖い」みたいな情報の表面的な「味」だけを感じて飲み込むことに俺達は精一杯で、情報の意味を脳で「咀嚼」して深く考える余裕がないように見える。

情報の「味」に振り回される人と「意味」をじっくり考える人のどちらがより生き残りやすいのだろう。危険をいち早く知ることができるのは前者のような気がするが、間違った情報にハマって死にやすいのも前者のような気がする。扇動に弱いという人間の性質は、少なくとも古代ギリシアの僭主政治の頃から全く変わっていない。自然選択の原理からすると、生存に不利な性質を持つ者はいずれ死滅するはずだが、二、三千年経っても相変わらず「濃い味」の扇動やデマに弱いということは、「味」に振り回される性質は人間の生存にとってさほど不利ではないのかもしれない。

12月23日(水) シンクロ率 21 %

YOASOBI 紅白出場。出ねぇのかよ、と残念に思っていたが、サプライズとして伏せていたのか。出るべき人が出て良かった。1/6 にアルバムが出るのも楽しみ。

12月22日(火) シンクロ率 23 %

原稿納品。もう少しましな進め方を考えねば。そして年内〆切の仕事がまだある。

おとり調査に引っかかったFSBエージェント。すげーな。Bellingcat はネット上の有志による情報調査グループ。web や SNS に公開されている膨大な情報を丹念に拾うことでファクトチェックや陰謀の実態解明をおこなうらしい。諜報の第一段階であるオシントをとことんやり尽くす手法。しかし名前と顔を出して活動しているのはなかなか怖い。いつ消されてもおかしくない危険な仕事ではある。

12月21日(月) シンクロ率 21 %

原稿書きと古巣仕事。今日も終わらない。咳も止まらない。まだ出血はしていないが。

咳を抑えるには肩から背中にかけて温めることが非常に重要であることに気づいた。父の綿入れを借りて着ている。子供の頃はよく冬に綿入れを着ていたが、久しぶりに着てみると非常に暖かい。

紅白曲目発表。今年はメドレーか。

12月19日(土) シンクロ率 22 %

原稿書きと古巣仕事。終わらない。

12月18日(金) シンクロ率 25 %

バイト先は時差通勤体制が続いている。早出組は8時出社だが、今日は遅出の我々の退社時刻である18:30になっても早出の人たちの大半が残業していた。大変ですな。

時差通勤してはいるが、朝の電車の混み具合は緊急事態宣言が出ていた頃とは様変わりし、今やコロナ前とあまり変わらない印象。

12月17日(木) シンクロ率 28 %

携帯電話が充電されていないことに通勤途上で気づく。ケーブルの接触不良だろうか。終日控えめに使用。

6日の会見のフォトセッションで、自分の携帯で写真を撮っていたらつい落としてしまい、派手にヒビが入ってしまった。「はやぶさ2」帰還の記憶とともにこのまま使う所存。なんかこう、陶磁の金継ぎみたいにカッコ良くできないものか。

時間がかかっていた原稿がようやく校了した模様。こちらの力不足や段取りのまずさからご迷惑をおかけしてしまった。申し訳ありません。

12月15日(火) シンクロ率 30 %

月刊 星ナビ 2021年 01月号 [雑誌]の通販 - honto本の通販ストア

リモート取材。ついにサンプルキャッチャー開封。黒い砂が入っている。直径は最大で3-4mmか。キャッチャーを抜いたコンテナの底にも溜まっている。本当に採れたなぁ。おめでとうございます。

採れた砂は明らかに黒い(チョコレート色に見えるのは画像のホワイトバランスが合っていない模様)。地球からの観測でC型小惑星であることは分かっていたが、実際にサンプルの画像を見てようやく、本当に黒い星なんだなぁと納得した。3億km先の天体の性質を到着前から正しく言い当てていた人類の科学の凄さにも感動。

6日の会見で國中所長は、「リュウグウの岩石の画像はコークスそっくりに見える。将来、C型小惑星の石を採掘してエネルギー源に利用するといったことも考えられるかもしれない」と言っていた。理学チームの人たちが聞いたら「『原始太陽系の化石』であるC型小惑星を採掘して燃やすなんて!」とブチ切れそうだが、遠い未来の可能性としてそういうことを語ってくれる國中さんが面白かった。まあ掘ったとしても輸送コストがかかりすぎるので、資源として利用するには何か劇的な技術革新が必要。たぶん、地球で使う用ではなく、深宇宙で使う燃料を現地調達するソースとしてC型小惑星を利用する、みたいな感じになるのだろう。

忙しすぎて忘れていたが、5日発売の『星ナビ』1月号にて、「星のゆく年くる年2020 天文学・宇宙開発編」と「はやぶさ2ミッションレポート」を書きました。よろしければご覧ください。発売日の翌日がカプセル帰還日だったため、内容のタイムラグが残念ですが。

12月14日(月) シンクロ率 22 %

原稿一つ納品。並行してもう一つの直し。休みがない。咳が治らない。

12月12日(土) シンクロ率 24 %

連続殺人犯「Zodiac」の暗号、51年後に解読。オーストラリア・ベルギー・米の3か国のアマチュアによって解かれた。解説動画解説記事。Zodiac が手紙で送ってきた暗号文にはいくつかあり、408字からなる通称「Z408」はすぐに解かれている。340字からなる暗号文「Z340」が長らく未解読で、今回ようやく解かれた。しかし犯人の名前などは含まれていなかった模様。残念。

12月7日(月) シンクロ率 29 %

リモート取材1件。校閲コメント対応1件。「はやぶさ2」祭りで土日が消えたので休みがない。休みがないので気管支炎が治らない。

12月6日(日) シンクロ率 35 %

ホテルを出て深夜の ISAS へ。壁面に投影された YouTube ライブの動画を見守る。大川さんが MC をしている。

ほぼ予定時刻通りにカプセルの火球が映し出された。光点が動いているだけという印象で、火球というよりは人工衛星に似た感じ。しばらく後で望遠の映像が流された。こちらの映像では火球っぽい尾がよく分かった。帰ってきたなぁ。

昨年までのプランでは、何としてもオーストラリアに行ってこれを直接見るつもりだった。入国禁止になり、全然違う見届け方になってしまったが、歴史的瞬間に立ち会えたのは確か。

くそ寒い未明の道を歩き、ホテルへ戻る。クーバーペディからの映像に映っていた冬の星座が淵野辺からも見える。フロントで上坂監督とばったり会ってお話をした。部屋で再び朝まで寝る。他の仕事の予習用に本も持ってきたが、読む余裕が全然なかった。

朝食もコロナ対策のため、カフェテリアでパック詰めの弁当を受け取り、部屋に持ち帰って食べるスタイル。食ったらさっさとチェックアウト。

昼頃帰宅。淵野辺は遠い。風呂に入って午後からまた淵野辺へ出発。

カプセル回収後の会見。現地からのリモート映像の調子が悪い。僻地なので仕方がない。大使や現地のオーストラリア宇宙庁長官の挨拶など、諸々の儀礼を含む第1部を終えた後、津田PMと國中所長が残って技術的な質疑応答。長かった。挙手した記者のほぼ全員に対応してくださったのではないか。

12月5日(土) シンクロ率 32 %

リポDカー

淵野辺駅を出たところにある立ち食い蕎麦屋へ。昼に来たときはここでかき揚げ蕎麦を食べる。

食後に歩いて ISAS へ。途中で毎日新聞の永山さんに追いついたが、永山さんも早く着きたいらしく、急に早歩きになり、競争みたいになってしまった。

順調にカプセル分離から地球圏離脱までを見届け、東横インへ。晩飯を求めて外出。駅前広場で商店会の人たちがパブリックビューイングのイベントをやっていた。寒いのに頑張ってるなぁ。

淵野辺駅の周りを一周したがめぼしい店がなかったので、結局駅前の大戸屋へ。土曜の夜だというのに異常に空いている。飲食店はどこも大変だ。食べている途中で Uber Eats のお兄さんが出前の品を取りに来た。

ホテルに帰って24時まで仮眠。

12月4日(金) シンクロ率 30 %

「はやぶさ2」帰還祭り始まる。リモートで記者説明会に参加。今日は生配信されていた。俺の質問を聞いたUさんから何十年ぶりかでメールが来た。長らくご無沙汰しております。

アレシボ天文台の電波望遠鏡崩壊の瞬間。プエルトリコ島の北部はほぼ石灰岩でできており、地理で習う「ドリーネ」のような陥没地形がたくさんある。アレシボの望遠鏡もドリーネを利用して口径305mの固定式球面鏡を造り、三方の塔からY字型にケーブルを張って受信機を焦点の位置に吊っている。このケーブルが老朽化によって8月から切れ始めた。そして12月1日、残るケーブルが一気に破断して受信機が主鏡面に落下。

アレシボ望遠鏡の焦点には蜂の巣のような形をした装置がぶら下がっている。古い写真にはない。これは1997年のアップグレードで追加されたもので、2枚の非球面凹面鏡が仕込まれている。主鏡で反射した電波をさらにこの2枚で反射させてから受信機に入射させることで、球面収差を補正するものらしい。世の中には頭のいい人がいるものだ。

アレシボ望遠鏡は主鏡が地面に固定されているが、球面鏡なので光軸に平行に入る電波も斜めに入る電波も反射の仕方は同じになる。なので、受信機の方を動かしてやれば主鏡が動けなくても多少は観測方向を変えられる。アレシボは天頂から±20度くらい動かせる。アレシボの緯度は北緯18度なので、赤緯で-1°〜+38°くらいまではカバーできる。

12月3日(木) シンクロ率 24 %

「Dplay」終了。え。まだサービス開始から1年ちょっとしか経ってないのに。あまり儲からなかったのかなぁ。コンテンツの質は一級なんだが。

12月2日(水) シンクロ率 23 %

寒い。雨降りでない限り昼飯は公園で食べているが、今日はさすがに寒かった。以前は近くのコミュニティセンターのテーブルで食べていたが、コロナのせいで飲食禁止になってしまった。どこかに寒くないフリースペースはないか。

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