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「ヒッグス粒子は何の役に立つんですか?」と問われましたけど、
それは逆なんですよ。
生活とか便利なものとかは、ヒッグス粒子を見つけるためにあるんです。
重力波を見つけるためにあるんです。
音楽だってそうじゃないですか。— 小谷太郎
雨上がらず。
火星接近ということでいろいろ報道あり。明日が一番視直径が大きいのは確かですが、明日急にキュッと近づくようなもんではないので、1週間後に見てもたぶん大きさの違いは全く分からない。しばらく楽しめるので望遠鏡を覗く機会があればぜひ見ておくと良いかと。
地球から見た外惑星の動き(順行・留・逆行)を説明するときに必ず天球上の外惑星の軌跡がループを描いていたりS字/Z字状になっていたりするんだが、あれは何でわざわざあんなふうに描くんすかね。いや、火星の軌跡は実際そうなるんだけど、それはたまたま火星の軌道が地球の軌道面に対して傾いているからそうなるだけで、もし軌道が傾いていなければ当然、直線上を行き来するだけなんだよね。順行・逆行という現象を説明するだけなら両惑星とも同一平面上を公転するという理想化したモデルで説明すべきで、実際の軌道がループやS字になる(= 黄緯方向にも動く)ってのは全く不要な情報なんですよ。なぜ理科の教科書とかの図がみんなループやS字なのか、描くなら描くでループやS字になる原因をなぜ明記しないのか、すごく不思議。子供の頃すげー悩んだ。あれほんとやめてほしい。
…という説明をしないのなら、そんな図を描くべきではなく、直線上の往復運動として描くべきだろうと思います。
旧車に優しくない自動車税納付。今回はペイジーで支払ったので納税証明書がなくて、車検の時にどうするんだろうと思ったが、昨年から車検時の納税証明書提出は不要になっていたことが判明。まじすか。
アンティークフェア新宿に行くつもりが、二度寝してしまって起きたら午後。着いたら15時だろうなーということで諦め。骨董業界の人達ってほんと店じまい早いんすよね。お昼過ぎたらぼちぼち片付けるか、という感覚。
代わりに散髪。待合スペースのテレビで笑点をやっていたが新メンバー紹介の前に俺の順番が来てしまった。切り終わって web で確認したら三平だった。三平っつーか俺の中ではいまだにいっ平。正蔵ではなくこぶ平。勘三郎ではなく勘九郎。
原田知世『恋愛小説2〜若葉のころ』購入。
Kickstarter の返金手続きをしたが、同意書の最後に "Initials" という入力欄があって意味が分からず。調べた結果、とりあえず名前のイニシャルを入れればいいらしい。日本の契約書ではんこを押すのと同じような役割らしい。外国のブジネスマナーとかよく分からんす。
駆け込みでいろいろ直す。遅くなってしまった。
オバマの演説を電車内で読む。"death fell from the sky" とはずいぶん他人事のような言い草だが、まあ日米の今の立場を考えれば落とし所はこのへんなのだろう。来ただけ偉いか。任期満了前の思い出作りだけどな。安倍も真珠湾に行って「75年前の12月、この地に死が舞い降りた」とでも演説してみたら面白いかもしれません。
またずいぶん前から足の指にいぼができているので、今回は皮膚科で凍結してもらうのではなくイボコロリを試す。塗った箇所の皮膚細胞がサリチル酸に侵されて死ぬ。コロジオンが入っているので表面は白い被膜になる。一日数回、前回の被膜を剥がしてまた塗る、という操作を繰り返すとやがていぼを構成していた皮膚細胞(の死骸)も一緒に剥がれて終わる、という仕組み。コロジオンの臭いはかつて父母の仕事場で嗅いだ記憶がある。印刷で使う薬品か何かに入っていたのだろう。懐かしい。
塗り始めて3日くらいだが、早くもいぼの周囲が剥がれてぶらぶらしている。真ん中の芯がまだくっついているが、取っちゃおうと思って氷で冷やしながらブチッと取った。結果、大出血が止まらず。1時間ほど圧迫止血してようやく出血が減ったのでキズパワーパッドを貼った。やはり急いては事をし損じる。まだあと3つくらいいぼがあるが、皮膚科に任せるかイボコロリで DIY するか悩みますね。イボコロリは1本1,000円くらいなので医者に行くより安いっちゃ安い。
ARKYD プロジェクト終了のお知らせ。Planetary Resources というベンチャー企業のプロジェクトで、地球周回軌道にアマチュアのシュミカセくらいの小さな宇宙望遠鏡を打ち上げて誰にでも使えるようにするという素敵な計画が3年前に始まり、Kickstarter で17,600人の出資者から合計150万ドルの資金を調達した。出資金額に応じて自由に望遠鏡を使って撮影する権利がもらえるというので俺も出資した。
あれから3年。計画は一応順調に進んでいて、2015年4月には望遠鏡を積んでいない試験機 ARKYD-3(CubeSat の 3U 規格、すなわち 10×10×30cm サイズの衛星)が SpaceX の補給船で ISS に運ばれて7月に ISS から無事に放出され、地球周回軌道に乗った(当初は2014年10月に打ち上げられたのだが、アンタレスロケットが爆発して失敗に終わり、これが2回目の挑戦だった)。続く試験機 ARKYD-6(CubeSat 6U 規格、すなわち 10×20×30cm サイズ)も2機完成して、何度かスケジュールが遅れつつも、今年夏に打ち上げられることになっていたらしい。
…のだが、今日のお知らせによると、Kickstarter 以外のところで産業界や教育業界からも継続的な資金援助のオファーがあることを期待したのだが、手を尽くしたにもかかわらず結局どこからも援助を得られなかったのでプロジェクトをやめることにしました、とのこと。むーん残念。なお、Planetary Resources 社自体が資金繰りに詰まったということではないようで、Kickstarter での出資者には全額返金しますという珍しい話になっている。同じ今日のプレスリリースで PR 社が地球観測衛星ビジネスで VC から2110万ドルの資金調達に成功というニュースもあり。返金できるのはこのお金をゲッツできたからということかな。やって欲しかったけどな−、ARKYD。
鼻がヤバい。しかし明日は耳鼻科休み…。
ハイフンとかダッシュとか Unicode にあるたくさんの横線。弊社のソフトウェア製品はシリアル番号にハイフンが含まれていて、ユーザーはインストール時にハイフンも込みで入力する必要があるのだが、いわゆるふつーの半角の "-" と似て非なる記号を間違って入力してしまい、シリアル番号が正しくないというエラーになってインストールが先に進めない、という問い合わせが最近たまにある。特に問題なのがタブレット PC とかのソフトウェアキーボード。あれを英数モードでなく日本語入力モードで使うと、ふつーの "-" を入れたつもりで全然違う文字コードの横線文字が入ってしまってハマる原因となりがち。見た目では全く区別が付かなかったりするのよね。まあ、インストーラ側でハイフン部分を読み飛ばして照合するようにすればいいとか、そもそもハイフンなんか入力させんなよとか、そういう説もあるが。
久々に開発者的な仕事をする。
小保方と瀬戸内寂聴の対談が載っているという『婦人公論』を立ち読み。クズとクズが傷を舐め合っているような記事だった。自分がやった研究不正行為と向き合う言葉は一つもなく、「バッシングされた可哀相な私」の話ばかり。鬱病で固形物も食べられないというわりにはベッドの中で『あの日』はちゃんと執筆してたり。編集者が厳しい人で…と嬉しそうに困ってみせたり。まずD論書けよクソが。自然科学とかどうでもよくて結局自己顕示欲しかない人なんだな、と改めてかくにん! よかった。
若山氏への攻撃は相変わらず。態度が豹変したとか私に罪をかぶせようとしているとかまあそんな感じ。瀬戸内も「若山さんは実に小説的な人よ」みたいに同調してみせたり。なんかもう、凄いわ…。まともに読むと吐きそう。買う価値もないと思いますが、原田知世先生が表紙なので買ってもいいと思います。
こうして見ると、ベッキーからあれだけ実質を伴う言葉を引き出した中居君はやはり上手かったなと思った。
ナガミヒナゲシ。まだ特定外来生物には指定されていないものの、それに匹敵する繁殖力の強い外来種らしい。街路樹の植え込みに咲いているのをよく見かける。誰かがポピーの種でもまいたのかと思ってた。
ジャンク品を落札したが、裏蓋を開けてみたら予想以上に腐食が激しくて凹んだ。個人的に「化石」または「出土品」と呼んでいるレベル。まあこういうこともある。転んでも泣かない。
振っても不動、針回しはOK、カレンダーのクイックチェンジもOK、テンプをつつくと一応往復運動はする、という状況。ダメ元で聞くだけ聞いてみようと修理に持ち込む。お店の人も蓋を開けて「うわー」と言っていたが、「まあそれなりにお金をかければ何とか」とのことだったので、上限金額を伝えて引き受けていただいた。
歌丸の後任は昇太。なるほど。
自分が必ずしも誰かの期待通りに生きているわけじゃないのと同様に、他人もたいてい自分の期待通りには動かない、という相対性原理を子供の頃に理解しておかないと大人になってからいろいろ厄介なことになりますね、やっぱりね。と、ストーカー事件に思う。「諦めなければ思いは叶う」という言説を十分条件に関する叙述だと誤解されないように、こういう甘美な言葉を子供に吹き込むときには気を付けんと。
1995年を境に「分からない表現」が受け入れられなくなった。何となく不安な気分が漂っていて余裕が失われている実感はまーある。境目としては2001年と2011年もやはり大きかった。
tumblr の post が reblog/like されると dashboard に通知が出るのだが、俺の文脈(tumblr で「文脈」とかいうのも変な話だが)とは無関係なクソリプを付けて reblog する人がたまにいる。そのクソリプがまた思いの外受けて、reblog 通知が毎日のように目に入ったりするとなかなかうっとうしい。さういふときは google さんで検索して投稿時期を特定し、archive から元 post を削除すれば通知が出なくなってすっきり。必要なら同じ内容で改めて post し直せばよい。クソリプロンダリング。tumblr の reblog は twitter の retweet とは異なり、元 post を消しても reblog は消えず、クソリプが付いたまま tumblr space を漂い続けるらしい。クソリプを付けた人やクソリプ付きで reblog した人の自由も守られるので win-win。
『WE ARE Perfume』BD & DVD 7/6 リリース。来ました。副音声に期待。
代々木八幡宮で風に吹かれる。明日から金魚まつりということで金魚の提灯が売られていたので会社用に購入。金運がどうとか書いてあったので。金運は大事です。
小学校の外壁に貼られている標語。昭和を感じる。今の小学生はこのフレーズに元ネタがあることをまず知らないだろう。
超新星「タイコ」。タイコっつーか日本風に言うと「ティコの超新星」ですね。1572年にティコ・ブラーエが発見した。歴史上記録が残っている超新星は8個くらいしかないが、その一つ。
英語圏の人は Tycho Brahe を「タイコ・ブラーヘ」と発音するんすね。人名や地名は難しい。ファインマンも Bernoulli(ベルヌーイ)の名前を本で最初に覚えたので読み方が分からず、ずっと「バロナライの定理でさー」とか言ってたら「それ何のこと?」と言われた、という話を自伝で書いていたので、向こうの人にとっても分かんない名前は分かんないらしい。
そういえば教養部の力学で使った原島鮮の『力学 I』には「チヒョ・ブラーヘ」と書いてあって、同級生のS君と「『チヒョ』ってすげーなw」と盛り上がったのを思い出した。S君お元気でしょうか。
また鼻の調子がわろし。風邪感ゼロなのに黄色ブドウ球菌に富んだ鼻汁が出る。なぜ。
太陽の周囲に暈。S君はよく気づくが俺は気づいたことがほとんどない。月を見上げることはよくあるが太陽は見ないな。
あんたの靴ボロボロになってきたねと母親に言われたので新しいのを購入。初めて試し履きをせずにネットで靴を買った。足型を計測済み、しかも同メーカー同シリーズなので問題なくジャストフィット。
新宿の秘境を堪能する。ロータリーの所に滝があるとは知らなんだ。あとあの C&C が本店だというのも初めて知った。
なぜか疲れた。帰りの電車で寝過ごした。
C-PL フィルターを買いに行ったらケンコーだけでも4種類もあり、ピン級とキリ級で値段が2倍以上違う。違いが分からん。よくよく見比べた結果、要するに「撥水撥油コーティングの有無」と「透過率が良いか普通か」の組み合わせで4通りあるらしい。わりとどうでもいいのでキリ級にした。比較表にしてくれ。
寒い雨はいやだが、温くて風がない雨の日は結構好き。温暖前線。
久々にH君が来た。相変わらず鋭利な刈り上げ。
水素水とかが好きな人は、必ずしも確実に効くと思って買っているわけでもなくて、「まだよく分からないらしいよ」という神秘性にワクワク感とかお金を払う価値があると思っているような気がする。もちろんその「神秘」は単に無知のせいで生まれている見かけ上の魅力ではあるんだけど。今や大抵のものに正解やベストバイの情報が出回ってしまっていて、そのせいでお金はまああるけど特に何も欲しくなくなって退屈している、というような人達なのかなと。
だからそういう人達に「水素水なんて科学的には効能ゼロです。あなたカモにされてますよ」と言ってみても、微妙に外してるというか、そういう人には結局響かないような。映画を見て楽しかったーと喜んでいる人に向かって「1,800円も払ってわざわざ作り話を見に行って何の意味があるの」と言っちゃうような外し方に近い。魅力の提示という意味で科学は疑似科学にだいたいいつも負けている。地味な事実よりは派手な嘘の方が人間の好奇心によく刺さるからまぁしょうがないのだが、疑似科学の跋扈を何とかしたいなら何かもっと別の戦略が必要になる(他人事)。
山本一郎氏風にいらすとやのフリー素材を貼ってみるテスト。
寝不足で動悸。
帰りの電車でいきなり全員の携帯電話が「地震です」「キュウキュウキュウ」とけたたましく鳴りだしていったん停車。揺れは分からず。未来を感じた。
そうか、マギーはマーガレットだからマギーなのか。じゃあマギー司郎とかのマギー一門は? と思ったらあれはドイツ語の "magie" が由来らしい。へー。
7時に起きて二度寝して14時に起きる。腹筋運動のしすぎで腰が痛い。
1950年代のハミルトンの手巻17石。ハミルトンもイリノイも懐中時計の時代には高精度の鉄道時計を供給する米国時計メーカーの雄だったわけですが、イリノイは次第に経営が傾いて1928年にハミルトンに買収されます。買収後も1930年代終わりまではイリノイの名前で時計を生産していたらしい。で、いったんイリノイのブランドが途絶えた後、1950年代になってハミルトンの廉価製品のラインとして再びイリノイの名前が使われるようになる。ソニーにとってのアイワみたいなもんでしょうか(古)。この時計はその頃のもので、銘が "HAMILTON ILLINOIS" なのはそういうわけらしい。ムーブメントは ETA 1080 が入っている。こちらにも "ILLINOIS WATCH COMPANY" と刻印されている。植字の文字盤で1/5秒の目盛が入っているところがお気に入り。今回初めて裏蓋を開けてみたが、ムーブメントに前任者の指紋がべったり付いてるな。一度ちゃんとオーバーホールしたい。
寝た。
水星の全球地形図。こういう話を聞くと標高 0m をどう定義するのかが毎回気になるわけだが、USGS のページを読むと今回の水星のデータでは単純に半径 2439.4km を 0m としているっぽい。月の場合は、現在最も精密な地形データはかぐやと LRO のデータを合わせたこれのようだが、ここでも標高の基準は単純に半径 1737.4km を 0m にとっているらしい。火星の場合はマーズグローバルサーベイヤーのデータが一番良いのかな。ここには "Elevations above the areoid" などという語句が出てくる。地球のジオイドと同じように火星の等重力ポテンシャル面を areoid と呼ぶんでしょうね。つまり火星の場合は月や水星と違って、ちゃんと中身の重力分布を考慮した等ポテンシャル面からの高さを標高としている。具体的にどの面を使うかはこのへんに書いてあるが難しくてよく分からない。火星を周回する探査機がたくさんいるので、それらの軌道変化から求めた areoid を使い、火星の赤道半径がだいたい 3396km なので、赤道上の半径 3396.0km での重力ポテンシャルの平均をとって、重力がその値になる面を 0m と定義している、と書いてあるような気がする。以前は areoid を4次4階の球面調和関数の和で近似し、平均大気圧が水の三重点 (6.1 mbar) になる高さを標高 0m と定義していたが、今は違う、と書いてあるような気がする。
また一週間が終わった。
『今昔マップ on the web』の便利さを今更ながら知る。『東京時層地図』は東京23区と川崎市・横浜市しかカバーしていないが、今昔マップは関東全域 OK。空中写真も見られる。特に明治13〜19年の2万分の1迅速測図を見られるのが良い。(迅速測図と地理院地図の比較だけなら農業環境技術研究所の『歴史的農業環境閲覧システム』という web サイトでも可能。完成したのはこっちが先のようだ)
我が町の動脈は西武鉄道と国道16号だが、迅速測図の時代にはどちらも存在しなかった。文明開化以前の自分の町の様子を見られるのは面白い。今は全く目立たない細い路地が明治初期にはメインストリートだったことが分かったり、駅のあちらとこちらにあって全く関連性を意識していなかった道が鉄道開通前は一本につながっていたことが分かったりして、見飽きることがない。
帰ろうとして今日の大事な TODO を思い出し、そこから+3時間。12時間を超えてしまった。
案の定「マヤ古代都市発見」のニュースはアレでした。この話を昨日 twitter のあちこちで目にして、本当なら面白いけど話として出来過ぎてる、実際の絵(星図と地図の比較)を見るまでは何とも言えないな、と思っていたら24時間後には祭が終わっていた。インターネット時代は延焼も速いが消火班も素早い。
この少年が主張する比較図も出てきて、ああこれはないわ、祭終了で OK、と納得。りゅう・こぐま・カシオペヤ・はくちょうあたりの並びはなかなかのもんだけど、それだけだな。水色の線は北斗七星だと思うけど、かなり無理してる…。それ以外にも、
など、冷静に見ると綻びがいろいろ。このクソ坊主に乗せられたカナダ宇宙庁の大人達はもっとちゃんとしよう。
@有楽町スバル座。昭和の香りが残る良い映画館。上映開始前のアナウンスはテープを再生しているっぽい。昭和30年代のニュース映画みたいな女性のナレ。『上の句』はどの館も今週でぼちぼち終わりかなぁ。客が10人くらいしかいないという理想的状況だった。俺を含め、会社帰りのおっさんが多い。(以下ネタバレ)
作品は非常に良かった。青春映画はいいっすね。女優が10代の青春群像劇をやれるタイミングは一生にほぼ一度だけ。やらないまま20代を迎えてしまう人もいる。技巧でなく若さで魅せられる一度きりのチャンスに、ちゃんとそういう作品に巡り会える女優は運がいい。田中麗奈なら『がんばっていきまっしょい』、長澤まさみなら『ロボコン』ですかね。古くは『時をかける少女』の原田知世とか『転校生』の小林聡美とか。今回この作品をやれた広瀬すずもこういう記憶に残る青春映画の主人公の系譜に連なっていくのではないかと期待。
『上の句』で良かったところ。
『下の句』も見よう。
連休中にお寄せいただいたファンレターの処理。
水星日面通過を見られない日本。NASA の動画凄い。
溜まっている動画の編集を完了。300GB くらい空いた。
動画を編集していて気づいたが、CDTV のレコチョクランキングで『FLASH』が Top 10 に入り続けている。iTunes ランキングも同様。配信限定で CD が出ていないという要因はまああるんだが、3/16 配信開始で YouTube にも既にフルが上がっているにもかかわらず、5月に入ってもこの勢いというのがちょっとびっくり。『ちはやふる』様様ですね。(一応、『COSMIC EXPLORER』の初回盤には配信曲と同じバージョンが入っているので CD 音源が欲しい人はこれを。)
Perfume の購買層は円盤を買う習慣のある30代以上のおっさんおばさんがメインでネット配信のランキングには縁がないとずっと思っていたし、チャート上の動きも超初動型でたいてい1週間でストンと消えるのが普通。配信でここまで長く頑張っているのは記憶にない。これは映画も見ないとまずいか…。『上の句』もう終わりそうだけど。
FOODIES TV が終わってしまったので代わりになぜか鉄道チャンネルを契約。鉄でもないのに。
「ご苦労様」と「お疲れ様」のどちらを目上の人に使ってよいか論争が面倒くさ過ぎるので、もう誰に対しても共通で「.+様です」と言えばよいようにしたい。「てんぷらさま」と読みます。文化庁主導で何卒。
日本人なら GW は上野で一日過ごすもんだ、と死んだおばあちゃんが言っていなかったので上野に行ってみる。東京都美術館の若冲展はえらい行列していたが、東博平成館の黒田清輝展は意外なほど空いていた。
『読書』や『智・感・情』は凄いなと思ったが、重文の『湖畔』はこんなもんかという感じ。描き込んでいないところがいいという話なのかもしれないが。雪や雲を描いた風景画が何枚かあってなかなか良かった。近代日本における最初の天文学者と言ってよい寺尾壽という人がいるが、その肖像画もあった。黒田は寺尾からフランス語を習ったとか。へー。
本館も見て回る。廊下や通路がなく、建物の外周に並んでいる展示室を次々に通り抜けて鑑賞するという空間構造を理解していないと迷子になる。東博にはものすごい収蔵品がたくさんあるはずだが、いまいち物足りない。常設でもっとどんどん見せればいいのに。刀剣の展示室は他の展示より賑わっている。外国人と若い女性が多い。「おお、古青江出ましたか」などとつぶやいている。刀剣乱舞効果か。
続いて科博へ。ここも恐竜展で賑わっていたが、見ていると到底時間が足りないのでお目当ての常設展のみ。
狭山隕石。これを見に来た。前にも書いたが、中学時代の同級生の家に落ち、彼がそれを拾って理科の先生に届けたものの、なぜかその後行方不明となり、14年後に隣の市の高校の理科準備室で再発見されて隕石であることが確認されたという数奇な運命をたどった石(発見のいきさつ 1 2 3 4)。寄託者として同級生の名前もちゃんと掲示されてるのね。マーチソン隕石と同じ CM2 コンドライトというタイプ。わざわざ狭山隕石だけ小ケースに入っているのは、炭素質なので粉が落ちるとか、含水鉱物や有機物が多いので変質しないようにとか、そういうことだろう。なかなか貴重な標本であるらしい。
日本館は建物が古いせいか全体的に手狭。小さなラウンジがあって軽食が食べられる。ここのカレーの匂いが日本館全体に立ちこめている。カレーは6口くらいで食べ終わる量で720円も取られるので全くお勧めできない。隣の地球館(新館)の方にレストランがあるので飯はそっちで食うべき。
地球館へ。零戦二一型。複座に改造されている。
FUJIC。1956年に富士フイルムの岡崎文次氏が光学設計用に開発した日本初の電子計算機。FUJIC が日本初の「コンピューター」なのかというのはコンピューターの定義を知らないのでよく分からない。同時期にリレー式計算機というのがあって、電気試験所の ETL Mark I / Mark II とか富士通の FACOM 100 とかが FUJIC より数年先行している(FUJIC の右隣にちょっと見えているのが ETL Mark II)。ブール代数で論理演算をするという意味ではリレー式計算機もコンピューターでいいんじゃないのと個人的には思うが、リレーは電磁石で接点をパカパカするという機械的動作を含んでいるので、計算機構にメカニカルな要素を含む/含まないという観点から FUJIC 以降を「電子」計算機と呼んで線引きするという考え方もあるようである。ともあれ、写真屋が必要に迫られて計算機を作ったという歴史はなかなか面白い。FUJIC から60年後に富士フイルムのデジカメで FUJIC の写真を撮る。
はやぶさが持ち帰ったイトカワの微粒子。顕微鏡で一人1分間ずつ観察できるが、視野が非常に狭くて暗く、覗いてもよく分からない。モニターに映っている映像を見る方が楽。かんらん石の結晶なので黄緑色に見える。
なんか写真を撮れるかと思って上野動物園にも行ってみる。撮るならやっぱハシビロコウ先生だろ、ということでパンダ舎や猿山を完全に無視して鳥・爬虫類ゾーンへ。夕方近かったせいか、ハシビロコウ先生はケージの中で寝ていた。
もう一羽は外にいた。物思いにふける。いずれの先生も立ってはおらず。
フラミンゴ。かつて王貞治がフラミンゴ打法と言われていたが、一本足で立っているフラミンゴなど一羽もいない。昭和の嘘がまた一つ暴かれた。
ケープペンギン。「あれ、お前行くの?」「え、行かないの?」みたいな。
歩きすぎて疲れたのでアメ横の向こうにある珈琲王城で休憩。コーヒーもパンケーキも昭和感。分煙されていないので煙草臭い。
博物館や美術館のような暗い場所だと物がよく見えない。やはり眼鏡を作り直すべきか。
動物園は被写体の手前に格子や網があることが多いため、AF だとそちらにフォーカスが合ってしまう。MF でちゃっちゃと合わせるしかないのが結構大変。
旧友と会う。なんか面白いことあったか? というので、地元が描かれている旧版地形図を大正末期の分から全部、国土地理院から取り寄せて眺めている、俺の家の辺りはひたすら田んぼと桑畑だった、パチンコ○○が建ってる所に昔小川が流れていて水車小屋があった、とか分かって面白いよ、と言ったら、笑いながら「それもう本にしろよ」「同級生にも金の臭いがする奴としない奴がいるけど、お前は昔から金の臭いがしない(笑)」と言われた。ははは。
平日なので仕事。なんか暑い。
連休は寝て過ごすのが普通。
そしてスペシャの特番を録り忘れた。リピートを録らねば。
ベルマーク。菊池桃子の発言が話題になったが、自分の周りで子供がいる人達の話を聞いていても、PTA 活動には本当に unko みたいな話がたくさんある。PTA 業界で合理化が進まない原因は、ご近所同士の同調圧力と自分の子供を人質に取られているという意識か。
1999 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2000 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2001 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2002 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2003 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2004 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
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2006 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2007 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2008 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2009 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2011 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2012 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2013 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2014 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
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