1月31日(火) シンクロ率 30 %

月

橋の上で月と金星と火星の接近を撮る。手間取っていたら薄明が終わってしまった。もう少し早い時間に撮り始めればよかった。ズームレンズの望遠側でも撮ったが、背景が黒いとこういうのはあまり面白くない。

そして撮影の準備中に三脚のエレベーターのハンドルが折れた。何ということでしょう。

UNISON SQUARE GARDEN「オリオンをなぞる」のジャケ写はなぜオリオン座の天体でなくすばるなのか。オリオンというなら M42 とかにすればいいのに。

続・「なんでも鑑定団」曜変天目は偽物ではないのか 長江惣吉 - YouTube。長江氏による動画第2弾。例の茶碗の高台に彫られた「供御」という文字について、中島誠之助の解説が全くの出鱈目であるとのこと。また、長江氏と交流のある古陶磁研究者・古美術商は全員一致で偽物だと一蹴している、これを南宋の曜変だと言うのは「鹿を馬と言うようなもの」との意見すらあり、とか。中島誠之助ほどの人物がなぜここまでとんちんかんな「鑑定」をしてしまったのかがほんと謎。そしてテレ東は相変わらず訂正もせずだんまり。

ファミマで明治のリッチオレンジチョコバーというアイスを買った。200円もするけど、一口食べると「何これ、くっそ美味い!」と叫びたくなるくらいおいしいです。ここ数ヶ月で食べたあらゆる食物の中で一番美味いと思った。週7で食いたい。

今日の探しもの

1月30日(月) シンクロ率 31 %

月曜は美術館・博物館は休みだし、新宿御苑にでも行ってみるか、と思って出かけたら新宿御苑も月曜休みだった。やはり休みと知らずに来てしまったらしい子供連れのお母さん達が公園の門前にシートを敷いて談笑していた。

ぶらぶらしながら花園神社へ。梅が咲いていた。春です。

梅

摂社として芸能浅間神社というのが境内にある。有名人の名前が寄進者として並んでいる。

玉垣

今日の探しもの

1月28日(土) シンクロ率 30 %

数日で体重が1kg減った。午後まで寝てたりするので軽く脱水してる感。多分筋肉も落ちている。

【ネタバレ】#細かすぎて伝わらないこの世界の片隅にの好きなシーン(2016.12月末迄 編集版) - Togetterまとめ。すげーな。こういう人達は劇場で何回観てるんだ。

Firefox 50 から 51 に上げたら oldbar アドオンが動かなくなった。

Gecko's Eyes: トランプ政権発足後1週間でアメリカのサイエンスに起きたこと。新大統領に関してはスタートダッシュが期待以上の出来だったので、暗殺されずに4年間を全うできるだろうかという野次馬的な興味しかもはやない。既に、連邦政府公務員の中でも最高レベルの忠誠を求められるはずのシークレットサービスですらサボタージュを言い出す職員が出ている模様。

1月26日(木) シンクロ率 33 %

レビウ【映】『この世界の片隅に

@新宿ピカデリー。本家本元のテアトル新宿の方に行ったら、朝9時台からの上映しかもうやってないとのことでピカデリーをお勧めされた。ピカデリーの方も平日なのにずいぶん席が埋まっていた。

昭和8年から21年くらいまでの広島市・呉市を舞台にした、ある女性の日常を描いた作品。「戦争映画」ではない。多分「反戦映画」でもない。この時代の一般市民の日常生活がたまたま戦争とともにあったので、こういう日々だったんだなー、という話。ただ、終盤はもう自分はずっと泣いてました。悲惨さに涙するというよりは、陰惨な場面の中にふとものすごく美しい情景が挟まっていたりして、その美とか感情の揺れとかいろんなものが一度に迫ってきて感極まる。

非常に単純化すれば、この作品が描いているのはたくさんの「喪失」と「今日のご飯」の話。あと、「誰と生きるか」ということ。コントロールできないことばかりの中で自分にコントロールできることを見出して、選び取って工夫して日々暮らす、その積み重ねが人生、というような話だと思った。誰を伴侶に選び、誰を選ばないか、とか、食べ物がない中で何をどう食べるか、とか。

登場人物の中で、義姉の径子の描き方がなかなか良い。最初すずと折り合いが悪そうなんだけど助けるときは助けてくれたりして、現実にいる「合わない人」ってまあこんな感じだよな、と思わせる。過剰に戯画的で平板なキャラ付けがされていないのが良い。玉音放送を聴いた後のすずと径子のシーンは泣ける。

パンフを買うのを忘れたのでまた見に行くかも知れないが、映画を2回見るよりは原作の方に行ってみたい気もする。

父は昭和20年生まれで呉が故郷なので、そういう意味でこの映画を少し特別な思いで観た。まあ父に直接関連のあるような話は出てこなかったが。

父方の祖父は西南学院大の神学科を出て昭和10年頃は福岡で牧師をしていたが、当時九州で主流だった南部バプテストの内部で或る種の分派運動が起き、それを主導した田中種助(田中小実昌の父親)という人に従って福岡の教会を辞め、呉に移住した。で、呉で伝道活動をしていたときに教会に来ていた紙屋のお嬢さん(祖母)と結婚したとか。しかし伝道だけでは食えないので、田中先生(と呼んでいた)の斡旋で夫婦揃って朝鮮の全羅南道に渡って教員となる。そこで六人兄弟の末っ子として父が生まれた。生まれて2ヶ月で終戦となり、一家八人は何とかかんとか苦労して朝鮮から引き揚げ、列車で呉に帰る途中に広島を通ったら原爆で何もかもなくなっていて大変驚いたとか。呉に戻った後、祖父は旧海軍病院のボイラー管理の仕事で食いながら伝道活動を続け、映画で出てきたようにたまに進駐軍から残飯をもらったりしていたらしい。…というような話を、昨年福岡に行った後で父から聞いた。

レンズを下取りで売り、違うレンズを買う。今回は上限額で査定されたので差額がかなり安く済んだ。マップカメラで買ったレンズは必ず保証書を付けてマップカメラに売るべき。これだけで買取額が 3% アップ。買取金額をポイントで受け取ればさらに 10% アップなので、下取りで新レンズを買うつもりなら必ずポイントで受け取るべし。

1月23日(月) シンクロ率 30 %

終日バグ出し。

鑑定団「曜変天目」の件が文春ポストハフポストあたりに掲載され、そこから Yahoo! ニュースにも載ってそこそこ話題に。STAP 細胞の顛末を思い出させる展開。

一身上の都合により、本日を以て現所属会社での勤務を終了し、有休消化を経て来月末に退職することとなりました。taro 先生の次回作にご期待ください!(今のところニートへの転職予定しかないが)

心のこもった寄せ書き・餞別を用意してくれたS君・THさん他の皆様、本当にありがとうございました。まあ引っ越すわけでもなく、手のひらが世界中つながるウィンドウ、指先で掴むのはどの未来?なインターネッツ時代ですし、お別れだとかつながりが切れるという感じは全くしていないけど、毎日の出来事を共有できなくなるのは少し寂しいですね。

とりあえず明日から部屋を掃除して録画ファイルを整理しよう。あと『この世界の片隅に』を観る。

そういえば「この片」とか「このセカ」とか、話題作のわりにあまり略称を聞かない。

今日の探しもの

1月22日(日) シンクロ率 30 %

車で荷物運搬。行きは Google マップ、帰りは Yahoo カーナビを使ってみる。今日は Yahoo の方が少しいいような気がした。Google は郊外や地方なら問題ないが、道の構造が複雑でめまぐるしく変化する都市部で使うのはどうも難しい。

久々に重ステを運転したので体の変なところが筋肉痛。でも車はいいね。加速度はもやもやを一時忘れさせてくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。

1月21日(土) シンクロ率 28 %

散髪。

トランプの出鱈目が通用するのは田舎の白人非エリート層に支持されているからで、頼りはそこしかないとも言える。彼らに「飴」を4年間提供し続けられるかが問題。右でも左でも、極端さを売りにする人は極端キャラを維持し続けないといけないのが辛い。現実的な穏健路線に少しでも軌道修正すると支持者から「日和った」と失望され、ひどいときには殺されるのが世の常。あの路線を続けるのはなかなかしんどそう。America First と言いながらプーチンと仲良しこよしだったりして、いつまで辻褄を合わせられるんだろう、六股交際の狩野英孝さんみたいにならないかしら、とか。

1月20日(金) シンクロ率 29 %

レビウ【書】『東京の自然史』(貝塚爽平)

東京の自然史

昨今の地形ブームで東京の地形について数多くの本が出ているが、そういう本で必ず引用される古典。初版は1964年らしい。「自然史」というタイトルだが、中身は地形学と地質学。50年前の本なのでその後の学問の進展で古くなっている箇所もあるが、大枠は現在でもそのまま通用するとのこと。山手線の上野から田端、さらに京浜東北線の王子〜赤羽あたりで線路の西側にずっと崖が続いているのは縄文海進で削られた海食崖だとか、新宿から渋谷にかけての一帯は淀橋台という古い台地で12万年前は海底だったとか、武蔵野台地は青梅を扇頂として北は所沢から南は狛江まで、全て古多摩川が作った扇状地だとか、東京の地形トークで頻出する話が学べる。12万年前が下末吉海進、2万年前が最終氷期のピークで海面が今より100m低かった、7000年前が縄文海進、というあたりは完全に覚えた。

高度経済成長期に書かれたため、地下水の過剰な汲み上げによる地盤沈下やゼロメートル地帯の問題について、喫緊の課題としてかなり多くの紙面を割いて論じられている。弊社がある道筋も地形で言えば淀橋台が川で侵食されてできた開析谷の底で、昔は泥炭地で田んぼだったはず。地盤としては最悪に近い。実際、建物が道路から浮き上がっていたり、電柱が倒れてしまったり、住宅の地下で地盤対策工事をしていたりする。この本を読めば、こういう所に家を買っちゃダメだな、とかいろいろ分かるようになります。知らんけど。ブラタモリ好きなら必読。

今日の探しもの

1月18日(水) シンクロ率 31 %

腐ってやがる。早すぎたんだ。

カッシーニが撮影した土星の衛星ダフニス。これ凄いな。A環の一番外寄りにあるキーラーの空隙という隙間の中を公転している。

今日の探しもの

1月17日(火) シンクロ率 29 %

Write が速い SanDisk の 128GB USB メモリを買いに行ったが量販店には売っておらず。代わりにBUFFALO のポータブル SSD を買った。値段がさほど変わらず、書き込み速度は USB メモリより速い。そして思ったより小さい。

土曜日は新宿駅前のダイキンの温度計が2℃だったなー、そういえば昔「ニド」っていうクリープみたいなやつがあったけど最近見ないなー、などと思って探したら ニドの CM 動画を発見。懐かしい。ニードーニードー。

そして関連動画で大量に出てくる「80年代 CM」シリーズを見始めて止まらなくなる罠。あーこれあったな、懐かしいな、と最初は思うのだが、ずっと見ているとだんだん当時の日常感覚に没入して、時代のギャップを忘れる。

今日の探しもの

1月16日(月) シンクロ率 30 %

朝、給湯器が凍結。お湯が出ない。朝風呂に入ろうとしたが入れない。取説を読んで何とか融かした。凍ったのは2012年1月28日以来5年ぶりだったらしい。長年日記を書いているとこういう低頻度の事象の記録をすぐに引っ張り出せて便利。

「TOKYO GIRL」ジャケ写。テレビで歌うときもこの帽子なのかが気になる。

地球の海氷面積の季節変化。2016年の夏(南極は冬)以来、海氷が大きく減っている。それはいいとして(良くないが)、1年に2回ずつ上下動するのはなぜだろう。この変化の仕方ってなんか見覚えがあるな、と思ったら、均時差のグラフにすごく似てる。2月が最小、5月に最初の極大が来て8月にいったん極小を迎え、11月に最大になって一気に下がるという挙動もそっくり。しかし均時差が氷の融け方に影響するというメカニズムがあるとはあまり思えない。偶然の一致だろうか。

北限の富士山撮影に成功。丸森町の大槻功さんってあの大槻さんか。天文だけじゃなくこういうのもやってるんですね。

1月14日(土) シンクロ率 31 %

下北沢でOさんのライブ。それぞれもがきながら何とか暮らしている。

終電に間に合わずタクシー。今日は寒すぎて買い物客はいないし飲み客もさっさと帰っちゃうし、客が少ないと運転手さんが嘆いていた。昔仙台に住んでいたそうで、仙台の話を少しした。当時は会社を経営していて羽振りが良く、国分町のおかまバーがお気に入りで週2、3回通っていたとか。でもあのまま住んでいたら震災で死んでたかもしれないね、とか。

1月13日(金) シンクロ率 30 %

コンクリート

埃っぽい作業の一日。乾燥にやられたらしく、風呂上がりに鼻をかんだら鼻の奥で出血していた。

山手通りの橋脚に見られる打放しコンクリートの凹凸。壁面の凹凸はおそらく左右とも同程度のはずだが、左の面は南北を向いているため、太陽と壁面が一直線に並ぶ時刻になるとわずかな凹凸が面白い陰影を作る。お尻が並んでるみたい。コンクリートの型枠はたいてい合板だと思うが、やはりコンクリートを流し込むと膨らむんですね。

左の面だけ見ているとずいぶん大きな凹凸に見えるが、真横から光が当たっていない状態では右の面のように完全な平面にしか見えない。凹凸はおそらく数mmスケールだろう。ごくごくわずかな凹凸が一日のうち数分間だけ強調されて見える。

型枠を工夫すれば、晴れた日に数分間だけキリストの顔が浮かび上がる、みたいな隠し浮き彫りの壁も作れそう。魔鏡建築。既に誰かやっていそうだが。まあコンクリを施工するときじゃなくても、後から削って作ってもいいわけですが。

今日の探しもの

1月12日(木) シンクロ率 31 %

乾燥の季節。職場の湿度が20%台。30% を下回ると手の甲が痒くなってくるので分かる。マスクで自衛。

マスクも適当なやつを使うとゴムで耳が痛くなったり顔がマスクとこすれて痒くなったりするのが辛い。いろいろ使った中ではユニ・チャームの「超快適」プリーツタイプ・ふつうサイズが今のところベストバイ。耳が痛くならない、顔も痒くならない。同じユニ・チャームで「超立体」というのもあるけどあれは俺には全く合わなかった。

あ〜ちゃんの時計ピアジェの556万円のやーつだと話題に。2010年のジュネーブサロンで発表された Limelight Jazz Party(現在は廃番)。ピアノの鍵盤をデザインしたスライドケースで文字盤を隠せるオサレ機構。ケースは 18KWG。ピアノの黒鍵はブラックオニキス、白鍵はびっしりダイヤモンド。文字盤にもバックルにもダイヤ、合計 3.1ct 使用。セレブになったのぅ。ここまで気合の入った外装なのにムーブはクォーツかよ、というところがメカ時計ファンとしては少し残念。

一方のっちはチプカシTIMEX を使った。

今日の探しもの

1月11日(水) シンクロ率 30 %

1/11 はポッキーの日とか言わないのね。

冬の土用の丑」という謎の言葉を 7-11 で見かけた。何でもありにも程がある。そんなに鰻を絶滅させたいのか。

人類が農耕を始めて穀物を貯蔵するようになり、ネズミに穀物を食われる被害を防ぐためにネコが人に飼われるようになったのがネコと人間の関わりの始まりだというのだが、それよりずっと前、原人が火を使うようになった頃から、たき火があったかいのでネコが勝手に人のそばにやって来て寝るようになったのではないか、という気がする。熱源に対する彼らの執着心は異常。

今日の探しもの

1月9日(月) シンクロ率 27 %

正月は去りぬ。

曜変天目茶碗の研究・再現に取り組んでいる陶芸家の長江惣吉氏が、先日のなんでも鑑定団による「4個目の曜変天目発見」鑑定について詳細な反論動画を公開。「俺も同じやつを中国で買って持ってるし」という話から、この贋作の具体的な製法、推定される製作者の名前まで出てきた。大阪市立東洋陶磁美術館の小林仁氏と併せ、現時点での曜変天目研究の第一人者と思われるお二人が共に番組の鑑定結果を明確に否定したことになる。

ちょうど一昨日教育テレビで「曜変 〜陶工・魔性の輝きに挑む〜」の再放送を見た。長江氏も小林氏も登場する。静嘉堂文庫と藤田美術館の国宝曜変天目、2009年に中国で出土した曜変天目の陶片も出てくる。これらの映像を見ると、鑑定団の茶碗はお話にならないレベルで全然違うことがよく分かる。1/13(金)深夜にも再放送するらしい。超おすすめ。

今日の探しもの

1月5日(木) シンクロ率 29 %

仕事始め。やけに目が疲れた。

既に木曜日なのが救い。

東芝の社長は、利益が売上を超えても不正に気がつかなかったのか? PC 事業の営業利益の振動が凄い。正のフィードバックを感じる。

1月3日(火) シンクロ率 30 %

研究室に行ってみた。東京大学 色覚の進化 河村正二 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト。面白い。魚類から鳥類までの色覚は錐体の視物質(オプシン)が 赤/緑/青/紫外 の4色型。しかし哺乳類はなぜか赤と紫外の2色型に退化(?)している。中生代に出現した初期の哺乳類が夜行性だったためと考えられている。ただし霊長類では赤のオプシンが赤と緑に反応する2種類のオプシンに分化し、紫外オプシンの反応波長も長波長側(青)にずれて、3色型の色覚を獲得している。これは森の中での生活に適応したためと考えられる(緑色の葉っぱの中から赤や黄色の果実を見つける、などの場面で3色型色覚は有利)。

しかし霊長類の中でヒトはさらに例外で、基本は3色型だが、いわゆる色覚異常(2色型や変異3色型)を持つ個体の割合が他の霊長類より際立って多い。ヒトの色盲は男性の 5% だが、チンパンジーでは 0.6% しかいない。2色型の色覚は森林の中で熟れた果実を探すといった場面では不利だが、迷彩色に惑わされずに形の違いや明暗の差を認知する能力は3色型よりも優れている。よって類人猿が森を出てホモ属となった段階で、集団の中に2色型色覚を持つ個体がいることは、狩猟対象の動物や天敵となる肉食獣の迷彩を見抜くといった面で有利に働いていた可能性がある、とのこと。

昨日妹一家が遊びに来てしゃぶしゃぶを食ったのだが、甥っ子の一人(6歳)はあまり食べなかった。詳しい検査はたぶんまだしていないが、普段の受け答えなどから判断すると、彼はうちの親父(= 彼の祖父)と同じく色盲であると思われる。生肉の赤い色と火が通った肉のベージュ〜褐色あたりは、いわゆる赤緑色盲の人には判別しづらい組み合わせの一つらしい。妹の旦那さんが「お肉をしゃぶしゃぶして赤い色がなくなったら食べていいよ」と教えていたが、甥っ子にはよく分からなかったのだろう。そろそろ本人や両親に、2色型で見る世界と付き合うための準備が必要な頃かも。

…という昨日の話を親父にして、親父は焼肉やしゃぶしゃぶのときに食べ頃をどうやって判断しているのか聞いてみたら、「色では分からない」「加熱する時間でだいたい判断してる」との答だった。それを聞いて母が「えーそうなの」と驚いていた。このへんの話は本人も聞かれない限りはいちいち言わなかったりするので、何十年も連れ添っていても知らなかったりするんだな。親父が子供の頃、友達と柿の実を取ったときに、熟した柿だと思って取ったら友達から「そんな青いやつを取ってどうするんだよ」と笑われた、という話をしていた。

色盲の大半を占める第1異常(赤オプシンがない)と第2異常(緑オプシンがない)の色覚世界は、3色型色覚の目で見るとどちらも大ざっぱには青と黄色からなり、それ以外は全て茶系のグラデというふうに見えるようである。(哺乳類がいったん緑オプシンを失った後、霊長類は赤オプシン遺伝子を変異させて緑オプシン遺伝子を再び作り出したため、ヒトの緑オプシンの反応波長域は赤オプシンと非常に近い。よってどちらが欠けても色覚としては同じようになる)。甥っ子はミニカーでも服でもとにかくブルーのものが好きらしいが、このシミュレーションを見ると気持ちが分かる気がする。

なお、「色盲」「色覚異常」という呼び方に差別感を感じるという意見も世の中にはあり、「P型/D型/T型」みたいな呼び方に変えましょうという話もあるが、俺自身はそういった言い換えには本質的な意義があるようにはあまり思えず、うちの親父も普段から「色盲」と言っていることもあり、俺も単純に「色盲」と呼んでいる。石原式検査表が使われた歴史やかつて進路決定や就職の際に理不尽な制限や差別が存在したという事実を知ることは有用だが、用語の政治的正しさのみに殊更にこだわるのはあまり意味がない。

1月2日(月) シンクロ率 33 %

初詣へ。おみくじは大吉だった。占いが口語体に変わっていた。文語の味わい深さが失われたのはやや残念。

南方に旅に出て結婚して出産すればいいのか。

録画していた CDTV Live を見る。引っ越し以来一度も開けていないダンボールを開けるのが今年の目標。曲は「ねぇ」と「FLASH」。今年は P.T.A. のコーナーなし。

CDTV

CDTV の年越し特番は SMAP が長ーいライブをやるのが毎年恒例だったが、そういえばあれもなくなったんだな、という感じですぐには気づかなかった。渋谷や新宿で新しい建物が建つと以前その場所に何があったか思い出せなくなってしまう現象に少し似ている。

今日の探しもの

1月1日(日) シンクロ率 34 %

録画していた紅白を改めて鑑賞。不要な箇所は4倍速で。林檎さんと Perfume 以外の見所は以下。

林檎さんは「青春の瞬き」。元は栗山千明への提供曲だが、セルフカヴァーも出している。好きな曲。ダンサーはもちろん AyaBambi 姐さんズ(都庁上空から舞い降りてきた)。目の周りを塗っていないと普通に可愛い。バンドは完全に東京事変。紅白で全員揃うのは2011年以来か。曲の最後に浮雲と伊澤っちが歌っていて、これが泣けるくらい沁みた。プロジェクションマッピングの映像はたぶん児玉裕一さん。「Pick Me Up」で見たような数式や軌道図っぽいグラフィックがでてきたり、児玉さんが大好きな赤い7セグメントのデジタル数字も登場。「二時間だけのバカンス」もそうだったが、最近の児玉さんは sci-tech っぽい題材が好きなのかしら。

青春の瞬き

Perfume は松田聖子に続く2番目で入場というおいしい位置。「FLASH」は予告通り、昨年のMステでやったアレだった。ライトセイバー風のグラフィックがダンスに合わせて動いていたのが新しい。三人の腕の動きをトラックしたと思われる曲線も背景のスクリーンに流れていて、これが非常に美しかった。以前ライゾマさんがフェンシングの剣の軌跡をトラックした映像を作っていたが、あれと同じ技術ですかね。三人の腕や指を見てもマーカー的なものは見えなかったので、リアルタイムかどうかは不明。

FLASH

得票は視聴者票が白420万、会場票も白1,274で白が圧倒していたが、それぞれがボール2個分にしか換算されないという米国大統領選挙もびっくりの面白ルールのおかげで紅組優勝。残りのボール11個(審査員10個+ふるさと審査員1個)は 紅9:白2 だったということですね。一票の格差。毎年白が強すぎるゆえのチューニングだろうとは思うが、なかなか豪快。

No future な今年もよろしくお願いいたします。

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