散髪。伸びると反ってくるのを何とかしたい。
久しぶりに芳林堂書店を覗いたら、理工書を置いていた上の階の奥の売場がなくなって、残りの半分くらいの面積は文具コーナーになっていた。のみならず、甲冑や刀剣のようなよく分からない商品も並んでいた。ファンタジーのファンを呼ぼうということかしら。奥の売場部分は隣のカフェに割譲されたらしい。
新宿に移動して紀伊國屋書店や Book1st へ。Perfume が表紙の朝日ウィークリーが欲しかったのだが、もうどこにもない。紀伊國屋の洋書コーナーには「売り切れ」の貼り紙もあった。一部のセブンイレブンに置かれている、という親切な情報も書かれていた。聞いてくるファンが多かったのであろう。コンビニも回ったけどなかった。Japan Times はたくさん余っているのに。
Fujisan.co.jp のバックナンバー販売でも紙版はもう売り切れ。電子版を買った。PC で見るには要 Flash Player。まじか。平成も終わるというのに。iOS の場合は専用アプリで見る。
Book1st でも文具コーナーが売場を侵食していた。高級万年筆などが置かれている。書店が衰亡する時代か。
朝日新聞社から投書の掲載紙と図書カード(3000円)が届いた。意外とくれる。
平成最後の日の前日は昭和の日。買い物へ。伸びた靴下をまとめて捨てたので補充。
明治ザ・チョコレートの「ゆず」を買ってみたらえらい美味かった。柑橘+チョコレートの組み合わせが昔から好物なだけとも言う。
うだうだと連休に突入。全然仕事してますけど。休みと仕事日の境界というのは存在しない。健康のためには完全オフ日を明示的に作るべきなのかもしれないが、俺だけの都合でそういう体制にするのはなかなか難しい。
本日発売の『Newton』6月号で、MRO の画像紹介記事を 12p 書きました。よろしければご覧ください。砂丘が多め。火星は砂の惑星であることを実感できます。
いろんな連絡が駆け込みでやってくる。iPhone が俺の事務所。移動しながら PDF を校正して Skype で連絡。気分はちょっと曇りで、いつもより混んだ電車で、夜更かしで眠いけど、キミからの PDF 待つの。
仕事で接する書籍のうち、ラノベは総じて校正も校閲も緩めで、どうなんだろうねぇと思うことがよくあるが、こないだ読んだやつは中国の宮廷ものっぽい作品で、菓子屋を切り盛りしている主人公が皇帝に見初められて宮廷に上がる、みたいな話だったのだが、主人公が朝店を開けるときに「店先に暖簾を出す」という描写が出てきた。中国にも暖簾ってあったのだろうか。あと、主人公が一日の終わりに店じまいをして奥の部屋で晩飯を食うという場面で、部屋に囲炉裏があるという描写も出てきた。中国の住宅に囲炉裏。囲炉裏ってことは履き物を脱いで上がる座敷ってことだと思うが、これはいいのか? …と思ったものの、編集部の校閲でもスルーされているので何も言わないことに。
コーチェラ2日目の動画配信を正座して観た。インタビューが4分、ライブが48分くらい。曲目は、STORY / Future Pop / エレクトロ・ワールド / If you wanna / FUSION / edge / だいじょばない / Pick Me Up / FAKE IT / FLASH。全曲配信したのか。国内のフェスの放送はたいてい2、3曲なので相当の大盤振る舞い。
『STORY』でアミッドスクリーンが強風でバタバタと倒れてしまう状況は、見ていて、くぅぅっ、頑張れ、と祈るような気分だった。海外かつ野外ということで、こういう厳しい環境もある程度は織り込み済みだったのかもしれないが、とはいえ有名フェスに向けて気合を入れて作り込んだ演出を100%の状態で見せられないというのはなかなか辛かろう。終演後にまた MIKIKO 先生が悔し泣きをしていなければいいが、と心配に。しかし三人は気持ちを切らさずにやり通した。3枚の網戸を支えて仁王立ちになるのっちさんのシルエットはカッコ良かった。あと、風で倒れる網戸をプログラムが正しくトラックして映像を投影し続けていたのが地味に笑えた。
『エレクトロ・ワールド』で最初にのっちがソロを歌うとき、後ろに下がったあ〜ちゃんとかしゆかが踊りながらアイコンタクトで微笑み合うのがお決まりの見所だが、今回はゆかちゃんがあ〜ちゃんに視線を送ったものの、あ〜ちゃんの方はゆかちゃんを見る余裕すらないようだった。踊りながらいろいろなことを考えているように見えた。終盤の「♪僕の手にひらりと」で三人が回りながら手を上げる振り付けは、昔は手を上げて指をひらひらさせるだけだったが、最近は実際に三人が指先を触れ合わせることがしばしばある。この触れ合いがいつもよりコンマ数秒長かったような気がした。三人がここで指先を合わせたことで、その後の表情が少し和らいでエネルギーが満ちたように見えた。
英語で挨拶して『If you wanna』へ。このへんから客とアイコンタクトして微笑む余裕も出てきた。空気を変えたのは『FUSION』。変幻自在の影と人間の共演で一気に客を掴んだ。あ〜ちゃんの "What's up, Corchella?" "Are you ready for some more futuristic pop?" という煽りとともに『edge』になだれ込む。しびれるでしょ、こんなの。コーチェラは "Music and Arts Festival" を謳っているだけあって、こういうメディアアート寄りの演目も受け入れられやすいのかもしれない。
『だいじょばない』はエレワと同じくリアルタイムでの CG オーバーレイとカメラアングルのモーフィング入り。生配信ではないので後処理でやっているのと区別が付かないのがもったいないが、ライゾマお得意のリアルタイム処理のはず。
『Pick Me Up』の間奏でののっちさんの完全にゾーンに入った表情がすさまじくて、twitter にキャプチャ画像が上がりまくっていた。この曲から後は完全にホームの雰囲気。最終的にテントに集まった観客は WORLD TOUR のフロアと同じくらいいたように見えた。最後の MC の "It's like I'm still dreaming... Can we come and see you again? Can we come back to Coachella?" というのっちの叫びが良かった。一生懸命覚えたんだと思うが、三人の英語もだいぶ上手くなっている。いいライブ映像だった。HD 画質で売って欲しい。
古巣仕事。人が増えて賑やかになった。いいことだ。ただし、10連休進行と突発ネタ多しで皆さん死にそうになっている。
青色から変更に――エアフォースワンの傑作デザインを振り返る。2024年運用開始の新型機も 747 の予定。「シークレットサービス(大統領警護隊)は安全面を考慮して、大統領には4発エンジン機以外に乗らないよう求めている」。日本の新しい政府専用機は 747 をやめて双発の 777-300ER になった。
切手趣味週間。今年は鈴木其一の「朝顔図屏風」。
明日用事があるため、市議選の期日前投票に初めて行ってみた。市役所が投票所。投票券の下部に期日前投票の届出欄みたいなものがある(初めて気づいた)。署名して期日前投票の理由に丸を付けて提出。後は同じ。
老人がプリウスで暴走。2人死亡。「アクセルが戻らなくなった」という話が正しいかどうかは EDR というのを解析すれば分かるらしい。まあ、仮に本当に戻らなくなったとしても、シフトダウンしてエンジンブレーキ(HV なら回生ブレーキ?)を使うとか車体を路側にこすりつけて減速させるとかサイドブレーキを引くとか、教習所で習うような対応策はとっさにトライできなければいかんのだろう、免許証を持つ以上は。山道でも、長い下り坂でブレーキがフェードするとかヴェイパーロックを起こすとか、普通にありうる。
米国の訴訟もあったが、やっぱりプリウスになんかあるんじゃないのという気もちょっとする。欠陥だけでなく、踏み間違いを誘発しやすい UI デザインとか。
2足めの草鞋ももう1年以上になるので、いわゆるライトノベルというのを50冊くらいは読んだことになる。ジャンルとして元々自分の趣味ではないし、読んでいてやっぱりいろいろと技術的な拙さを感じる著者が多いのだが、唯一、この人はすげー上手いなぁと思ったのが、谷崎泉さんという作家さん。自分が読んだ『二宮繁盛記』は凄く良かった。お勧め。『二宮繁盛記2』も出た。BLも書く方のようだが、これはそういう要素はないハードボイルドもの。今は立ち飲み屋をやっている元刑事と、かつて彼が担当した事件の関係者の娘だか孫だかで、いろいろあって彼が仕方なく保護者になって同居させている女子中学生(『2』では進学して女子高生になった)を軸に、いろんな話が描かれる。こういう言い方は失礼かもしれないが、応募しさえすればいつでも文学賞とか獲れる人なんじゃないだろうか。そのくらい、緻密で面白い話を作る人だと思った。
一つ納品して少し寝てもう一つ納品。
蔦屋で本を買ってセルフレジでお会計をしたが、バーコードの読み取りが何度やってもうまくいかない。今まで小物や雑誌のバーコードでは失敗したことがなかったが、今回単行本の2段バーコードを初めてスキャンしてみたところ、これが成功しないのです。諦めて有人のレジへ。レジのお姉さんに2段バーコードのスキャンのコツを聞いてみた。「トリガーを引くと赤い光線が線状に出るが、あのモードは使わない方がよい」「トリガーを引かず、弱い赤色光がでている状態のままスッスッと素早く2段読み取る」のがコツとのこと。スッスッ。いまいち長嶋茂雄的な説明だが、今度また試してみよう。
終わらないので恥ずかしながら〆切の延長を申請。
朝まで書き物。納品して2足めの草鞋を履いて出勤。電車を待ちながら web を見ていたら、ノートルダム寺院が燃えていた。西洋の建築には疎いのでノートルダムも名前は知っているという程度だが、非常に有名な歴史的建造物らしい。なんか正面から見て四角いのが二つ並んでるやつだっけ? くらいの印象で、ウエストミンスター寺院と区別が付いていない。
尖塔が燃え落ちたと騒がれているが、寺院自体がフランス革命でさんざん荒らされた上、尖塔もしょっちゅう落雷で燃えていて18世紀まで失われたままになっていたのを19世紀に再建したということらしいので、個人の感想としては法隆寺金堂壁画の焼損とか高松塚古墳のカビとかよりはだいぶショックは小さい。
原稿が進まなくて辛いです。ページ数も増えた。まあこの事情ではしゃーない。いいものにする。
タリーズ当たらなくて辛いです。1本の量が多いです。
ドジャー・スタジアム。コーチェラ。コーチェラ。何気ない写真が素敵すぎる。カメラマンが帯同しているのだろうか。肌美精も良い。俺も頑張ろう。
当サイトは鯖の .htaccess で charset を指定しているので、HTML ファイルの中では何も指定していなかったのだが、最近 Firefox の仕様が変わったらしく、それだとローカルの HTML ファイルを開いたときに化けるようになってしまった。今どきの流儀だと、
<HTML>
に lang="ja"
を付ける
<HEAD>
の冒頭に <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=xxx">
を入れる
が基本らしい。どれもやっていなかったのでついにローカルでは読めなくなったということか。しかしファイル数が膨大なので直すのも大変なんだよね。とりあえずこのファイルだけ直した。
書き忘れていたが、4/7 の rendezvous は鼻の調子がわろしなのと精神的余裕がなかったため、結局行かず。無念。
これまでの rendezvous の DVD とか、出してくれないかな。受注生産の DVD-R でいいので。
3/12 朝日新聞「声」欄「「はやぶさ2」偉業に酔う前に」について、いくらなんでもこりゃないだろうと思ったので「声」欄に反論を投書してみたところ、今日の東京本社版朝刊に掲載された。よろしければご覧ください。web でも無料登録すれば来週くらいまで読めるらしい。
投稿したのは 3/22 で、何も反応がないのでボツになったのだろうと思っていたら、4/5 の深夜に「声」担当の方から電話がかかってきた(新聞社の方は遅くまで仕事をされている)。「実はこういうご意見を待っていました」「実学の有用性みたいなものばかりが強調される風潮はおかしい」「ぜひ掲載させていただきたい」みたいなことをおっしゃっていた。俺は釣り針に引っかかったというわけか(笑)。この件についてはすでに一度別の方の反論が載っているのだが、ちょうど5日に「はやぶさ2」の人工クレーター生成成功の報道があったので、このタイミングでもう一つ反響を載せてもいいだろうということで、俺の奴を編集会議にかけ、通ったら掲載されるとのことだった。
その後、4/8 にメールで、編集会議を通った旨の連絡があった。「声」の投稿字数は「550字以内」だが、実際にはその日その日の掲載スペースに応じて削られる。今回は450字(15字×30行)まで詰めなければならないとのこと。向こうから文案が送られてきたが、論旨の改変もなく綺麗に詰められていたので、ほんの少しだけ直してもらって OK した。今日の朝刊を見たが、ちゃんとそのまま掲載されていた。語尾の語調などは自分の感じではないが、そこは字数制限があるので特に気にしない。「投稿したら勝手に改変された」みたいな話も散見されるが、自分のケースでは特にそういうことはなかったという例として記録しておく。
参考までに、投稿時の原文は以下の通り。新聞に投書するとどういう推敲が入るのかの実例としても面白いかも。論旨としては先人に言い尽くされてきた話で、俺みたいな半端な奴が今さら偉そうに語るのも笑止だが、おかしな意見が反論なしで通ってしまうのも嫌なので、全力で釣られてみたというサンプルです。
「はやぶさ2」のような研究の必要性に疑問を呈する意見が大学教員の方からなされたことに驚き、失望している。投稿者が挙げた貧困や気候変動など、喫緊の課題が今の世界に山積しているのは確かだ。だが、人類が取り組むべき問題を「現在の必要性」だけで計ることは、今の人類のレベルで計れる範囲にしかリソースを割かないということにほかならず、それは人類の知的進化を否定することと同じだ。「宇宙はどう始まったか」「生命は他の惑星には存在しないのか」、こうした問いへの答を探す行為こそ、人間の根源であり、人が他の動物とは違う知的存在であることの証といってもよい。
縄文時代の人類の平均寿命は30歳代だったが、現代では90歳に届こうとしている。医学の進歩が病を克服し、高度な科学技術が経済発展をもたらしたおかげだ。こうした進歩の引き金となった現代物理学や分子生物学などの発見の多くは、「今すぐ役立つ」成果だとは思われていなかった。現在の目で見て無用と思えることに金を投じないという判断は、将来花開かせるための「種まき」を否定して、「今飢えているのだから」と種もみを全て食べ尽くしてしまうことと同じなのだ。人類の根源的疑問を解くという「未来への種まき」こそ、日本のような豊かな国の責務であることを忘れてはならない。
朝日新聞の中の人達が『北斗の拳』の種もみじいさんの話を知っていたかどうかが少し気になる。
雨。会見は22時なのでまず新宿へ。ねぎしで定食を食べる。まだ時間があるのでサンマルクで仕事をしながら待機。
会見場には21:20くらいに着。席はわりと空いていた。配付資料には重要な情報はなし。解禁時刻まで情報は完全に秘匿されている模様。
しばらくして、隣に Newton の高嶋さんが偶然来た。メールはしょっちゅうやり取りしているが、直接お会いするのはライター採用後の面談以来。同誌でライターをされているAさんも挨拶に来た。Aさんとは先日宇宙研の食堂でもお会いした。実は埼玉出身で高校が俺んちの近所だったらしい。改めて名刺をお渡ししつつ談笑。NSF の twitter で黒塗りのティーザー画像が出ていたが、この画像の明るさを調整してみたらなんか絵が出てきたぞ、というのをAさんが見せてくれた。これがブラックホールだとするとちょっと微妙だなぁ、などと三人で話す。
時間になってプロジェクトメンバーの方々が入場。皆さん、普段なら絶対着ないダークスーツ姿だったので少し笑う。会見の様子は朝日新聞が YouTube に上げている通り。山岡さんの司会で本間さん・秦さんが説明。画像は予想外に「黒い穴」で、思わず隣の高嶋さんと一緒におおおっと声を上げてしまった。Aさんが見せてくれた画像は結局ガセだった。そりゃそうだよな。
本間さんの解説の最中に、画像や説明を載せた追加の資料が配付された。EHT のターゲットは M87 と Sgr A*(視直径はほぼ同じ)だと聞いていたので、今回出すのは Sgr A* の絵かなと思っていたが、出てきたのは M87 だけだった。Sgr A* は360万太陽質量なのでシュバルツシルト半径 \( R_{\mathrm s} \) は約1080万km(\( R_{\mathrm s} \) は \( 2GM / c^2 \) で質量に比例する。太陽の \( R_{\mathrm s} \) は 3km なので掛け算すればよい)。光子球の直径は 5.2 \( R_{\mathrm s} \) とのことなので5600万kmくらい、つまり差し渡しが3光分くらいしかない。よって分単位で大きく変光してしまうのでシャープな像を得るのが難しく、現在も解析中ということらしい。M87 の BH は65億太陽質量なので \( R_{\mathrm s} \) は195億km、光子球の直径は発表スライドにあった通り約1000億km、3.9光日くらい。
続いて質疑応答。前の方にいたため、山岡さんが2番目に当ててくれた。画像上での地平面のサイズ(黒い穴の半径が地平面だと思ってよいのか?)と、明るさにむらがあるのは BH の自転のせいか? というのを質問。この質問がネット上で高評価をいただいたようで面白かった。「それにひきかえ新聞・テレビの記者は…」のような感想もあったが、それはちょっと違います。新聞・テレビの科学部の記者さんは理系の大学院を出ている方々が多く、こういうネタを扱う基礎知識は皆さん十分に持っている。今回はたまたま先に指名された自分が訊いたというだけで、他の人が先に当たっていれば同じ質問をしたと思う。会見は団体戦というか、その都度記者同士の阿吽の呼吸でまだ訊いていない質問を投げていくものなので。また、専門誌と一般の新聞・テレビでは背負っている読者・視聴者の層も違うので、自社のニーズに見合った質問をする必要がある。「お気持ち」「意気込み」質問も、くだらねぇなと思うこともあるけど、メディアによってはやはり大事と言える。自分はあまりしたことがないが。
記者席に谷口さんがいた。『とくダネ!』のコメンテーターとして来ていたらしい。最後に山岡さんが「せっかくですので」と谷口さんに振って、今回の発見の意義についてコメントしてもらった。
宇宙年齢の決定、系外惑星の発見、冥王星の撮影、月以外の天体からのサンプルリターン、重力波の検出と、自分が生きる時代にいろいろなものを見ることができた。加えてブラックホールの直接撮影まで目撃できたのは単純に嬉しいものである。あとは銀河系内で超新星爆発が起きてくれれば…。SN 1987A は肉眼で見てないからな。頼むぜ、ベテルギウス。
最近、望遠鏡などの分解能を一般向けに説明する際に「視力」で言い表す習慣が出てきて、上手い言い方を思い付いたな、と感心している。「EHT は視力300万」とか、『ドラゴンボール』のような中二感溢れる表現で良い。視力は分解できる最小の視角の逆数で、1分角を分解できれば 1.0 という定義。1秒角なら60、1masなら6万。1μasなら6千万。すばるや HST はだいたい視力1000くらい。
会見終了は23:30頃。Uさんはカプセルホテルに泊まると言っていた。急いで帰って何とか終電の1本前で帰宅。
病院へ。午前の部と午後の部。いろいろ考えねばならないことがあり、会話がうまくできない。
新しい病院だけに、小綺麗なカフェがあってうまいパンが食えるのが良い。最上階にレストランもあるらしい。
取材で淵野辺へ。今回も朝からだが、前回より少しだけ穏当な時間に。
運用はこれ以上ないほど順調で無事に成功。会見の最中、発表された画像 (1), (2) に思わず見入って聞き取りを忘れる瞬間があった。46億年前に原始太陽系が生まれ、その中で塵や氷が集積して直径数十kmの小天体が生まれ、何億年か後にそれが別の天体との衝突で破壊され、やがて破片が重力で再集積して直径900mのスカスカな小惑星が生まれ、数億年間、自転と公転を続けていた。太陽系誕生から46億年経ったある日、知的生命体である我々が3億km離れた惑星からこの小惑星に小さな機械を送り込んできて、着地して砂を採ったり地面に穴を開けたりしている――という、時間的・空間的なスケールを想像して、その想像に没入する一瞬がある。
初めて宇宙研生協の食堂に入る。普通にカツカレー。同行したIさんUさんはロケットカレーを食べていた。
まだ鼻の調子がわろし。強風で頭も埃っぽくなり、やや閉口。
本日発売の『星ナビ』5月号に、今日の「はやぶさ2」クレーター生成運用について 2p 書きました。よろしければご覧ください。
ようやく乾燥の季節が終わったと思っていたが、ここ数日また鼻粘膜からの出血がひどい。鼻血だけでなく風邪のときのような濃い鼻水が際限なく喉に落ちてくる。実は乾燥じゃなく花粉症の症状なのかしら。
鼻の炎症のせいか、微熱が出ているような軽い悪寒もあり、胃痛もひどい。わけ分からん。胃痛はタリーズの飲み過ぎ説もあるが。あれ1本500mlで、ちょっと多いんだよね。一度にコーヒーを500mlってなかなか飲まない。
YouTube の字幕自動生成をオンにして『アウトレイジ』の動画を見ると面白い。確かに、ちょっとたけしっぽい口調で高度に発達した「神田うのやろう」は「何だこの野郎」と見分けが付かない。
Perfume のタリーズカードが抽選で当たるというので伊藤園のタリーズコーヒーを連日買っているが、当たりません。先は長い。
TE-D01d で点滅病発生。片方の LED が白の高速点滅状態になり、接続できなくなる。kakaku.com で同様の報告あり、twitter でも散見される。まだバグがあるっぽい。充電ケースに入れた状態のままボタンをしばらく押しっぱなしにするのが undocumented なリセット方法であるらしく、これで直った。10秒長押しという説もあったが、自分の場合は1分近く押し続けないとダメだった。
池袋塔で予約していた『FUTURE POP』BD 確保。特典はクリアファイル。今どきはポスターは人気ないのかね。俺はポスターの方がいいのだが。販促ポスター欲しい。
新元号発表の瞬間は寝ていた。正午過ぎに起きてニュースで確認。平成のときは新時代を感じさせてすごくいいなと思ったが、「令和」にはちょっと古臭さも感じる。今までさんざん使われてきた「和」が入っているせいかも。まあ他の候補と見比べると一番いいのはこれか。しかし R で来るとは予想外。
法令の引用がたくさんある本を仕事で扱うことがあるが、そういう本では条文を引用するときに略称で「法12」とか「令8」とか「則11」とか書くんだよね。そういう文脈の中では、「令8」が「○○に関する政令第8条」のことなのか「令和8年」のことなのか区別しづらい。…という点で、「令」の字で始まる元号は法曹系や事務系の文書とは相性が悪いと思う。
平成の発表のときは額を風呂敷で包んで持ってきたように記憶していたが、改めて見直してみたら、段ボールからがさごそ取り出していた。生放送を見ていたはずだが、記憶は当てにならないな。
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