2月28日(木) シンクロ率 30 %

急ぎの仕事が駆け込みで入ったので残業。寄り道すると余計に帰りが遅くなるなぁと思いつつ、喫茶店で寛ぐ。帰宅ラッシュのピークを過ぎたのでかえって楽になった。

「ギガ数」とか「ギガが減る」って何だよ、ギガはただの接頭辞だぞ、と思っていたが、よく考えたら我々は「営業キロ」という謎のワードを何十年も前から使っていた。そういうことだからしょうがないね。

川越が生んだ偉人、U-zhaan。タブラには楽譜がないが、音の名前はある。音名を呪文のように唱えてメロディを伝える bol(口タブラ)が楽譜の代わりに使われる。彼がレキシのアルバムに参加した曲で『Takeda'』『Takeda'2』というのがあるが、これらの曲は bol を元ネタにしていることに今頃気づいた。

2月26日(火) シンクロ率 31 %

Newton 2019年 04 月号

バイト先に宇宙研土産の瓦煎餅を持参。「JAXA に行ってきました」と言うと、「えー、あの鹿児島の?」とか「南の方にあるんですよね」とか「つくばに行ったの?」という反応が数名の方からあって面白かった。そうか、一般的には JAXA = 種子島 or つくば というイメージなんだな。しかし「ISAS 行ってきた」と言ってもおそらく通じない。

あと、「そういえば、月ってどうして大きく見えるの?」という質問もされた。「あれは気のせいですね」「ちゃんと物差しとか50円玉の穴とかで計ってみると、大きさ変わってないんですよ、あれ」と答えたらショックを受けていた。すごく大きさが変わるとリアルに思っている人は結構いる。

本日発売の『Newton』4月号にて、土星の環の寿命に関する研究紹介の記事を 1p 書きました。よろしければご覧ください。ring rain って、光景を想像するとなかなか凄そう。

最近の『Newton』は表紙デザインが科学というよりは教育寄りになってきて、いまいちロマンを感じないのが個人的には残念。こういう方が売れるという判断なんすかね。

2月24日(日) シンクロ率 29 %

古巣仕事。特集記事が1字たりともできていないようだが、ここから印刷に間に合わせる編集者の凄さよ。

早めにお暇して地元のファミレスへ。ポメラと iPad を駆使して原稿書き書き…のつもりだったが、モバイルバッテリーの充電を忘れるという痛恨のミス。まあ日の出くらいまではなんとか仕事ができた。自宅だと誘惑が多くて効率が下がるので、分量の多い仕事は外でやる方がよい。

朝帰りして続きを書き、午後にようやく納品。寝ていないので動悸がひどい。もう少し年相応のスケジューリングを身に付けなくてはいけないね。

2月22日(金) シンクロ率 33 %

宇宙研生協

「はやぶさ2」着陸取材で淵野辺へ。都心でない場所から都心でない場所へ、早朝に移動するのは大変。5時前に起床して始発の次の電車で何とかたどり着いた。朝のブリーフィングは諦めた。真面目な人達は前乗りで淵野辺の東横インに泊まったらしい。

『星ナビ』編集部Fさんと二人で、プレスセンターの会見を取材したり、向かいの市立博物館でやっているパブリックビューイングを見たり。当初見込みの8時半よりずいぶん早く着陸してしまったのでみんな慌てていた。高度500mより下は「はや2」君が完全自律で動くため、いつ降りるのかは正確には予測できない。エラーバーの中で一番早いペースできわめて順調に着陸してしまったということらしい。早すぎるのでアボートじゃないのと思ったが、ドップラーデータから得た上昇速度が正常だったのでアボートではないとのことだった。その後、テレメトリ復帰とともに弾丸発射も確認。めでたい。

この分野で尊敬している著名なライターさんが、成功会見の最中に居眠りしていた。目標天体の自転や DSN の割り当てなどの都合でこういうスケジュールになったのだろうが、おっさんにはいろいろきつい。車で来ている人達はまだいいけど、そうでないと仮眠できる場所もないしね。

空き時間にA棟に侵入し、Oさんの研究室を訪ねて先日のカウントダウンライブの想い出の品をお渡しした。Oさんの紹介でYさんともお会いした。アカデミアと Perfume ファンの関係について、一度徹底取材してみたい気もする。発表する媒体があるのか謎だが。

帰宅して早速原稿執筆。web の方は今回は失礼させていただき、雑誌の方に専念。

2月18日(月) シンクロ率 23 %

Newton別冊『ゼロからわかる心理学』

ローソンで毎日せっせとdポイントカードを提出した結果、スタンプがまた50点溜まったので引換券をもらいに行く。お皿の引き換えは2月末。

土日を徹底的休息に充てた結果、気管支の炎症と発熱は治まった模様。だが、処理するはずだった仕事は積み残されている。WOWOW の『FUTURE POP』も録画を確保する暇がとれず。何のために生きているのか分からない。

給与所得者に比べるとやっぱり効率が悪いな。単位時間当たりの稼ぎが少ない。何か考えねば。

どうやら本日発売らしい Newton 別冊『ゼロからわかる心理学』で1章「性格の心理学」を執筆しました。よろしければご覧ください。もう少しいろいろやりようがあったはずだが、ペース配分を間違えたりいろいろあって心残りもいろいろ。

献本の宛名に「じぶんぎ社」と書かれていて微笑。分かりづらい屋号ですみません。

2月15日(金) シンクロ率 25 %

振替出勤。柏の葉の風に吹かれたのと夜なべ仕事のせいか、何となく熱っぽい。気管支の奥から痰が出る。気管支炎か。貼るカイロを背中に貼り、マフラーの中に貼らないカイロを入れ、万全の保温体制で何とか一日働いた。寝ずに無理をするとすぐに気管支炎を発症する不便な身体になりつつあるようだ。

2月14日(木) シンクロ率 30 %

IPMU へ。取材が終わった頃にちょうど有名な3時のお茶の時間になったので、端っこで先生と広報のKさんと一緒にお茶をいただいた。お茶菓子には地元のパン屋さんと契約してパンを提供してもらったりしているらしい。ロビーにはホワイトボードと黒板がある。広報の方曰く、物理・天文の人はホワイトボード派が多く、数学の人は「インクの出の悪さに思考を妨げられるのが嫌」という理由で黒板派が多いとか。

柏の葉一帯の唐突な人工都市感はいかにも何かの跡地利用っぽいな、と思って調べたら、かつて陸軍の柏飛行場だったとのこと。なるほど。未完のロケットエンジン戦闘機「秋水」を配備する計画だったらしい。

柏キャンパスへ向かうバスの停留所にある「ふた」という地名は面白い。かつて下総には「小金牧」「佐倉牧」などの幕府の牧場がたくさんあって軍馬を育てていた。明治になってそこを新田開発することになり、13か所の入植地ができたと。それぞれの村には数字で始まる地名が付いていた。「十余二」は12番目の村らしい。8番目の「八街」は現在も市の名前として残っている。語呂合わせっぽいけど、最近のキラキラネームと違って読ませ方が自然なのがよい。

21時から P.T.A.TV を録画しながら見る。vimeo なんだけど、数秒おきに止まる。解像度を 360p に下げたらようやく安定した。12,000人くらいアクセスしていたと思うが、キャパをもう少し考えて配信業者を選んで欲しいところ。

P.T.A.TV

のっちの飼い猫ニアちゃんが初登場。懐いていないっぷりがいかにものっちの猫。後半ではいつもやっている tiktok のダンス動画撮影を実演。コピーする動画を選ぶのとスマホカメラのアングル決めにえらい時間がかかっていたが、決めてからはさくさくと振りを付けてあっという間に完成。さすがプロ。しかし自らが着ている「LEVEL30」Tシャツのダサさに三人が気づいてしまったため、撮った動画は結局 tiktok には上げず、P.T.A.限定公開となる模様。いや、このTシャツ全然いいじゃん、むしろ売ってくれ、と思うファン脳。

2月12日(火) シンクロ率 28 %

電車で隣に座ったかっこいいお兄さんの身体から「ゆかり ®」(三島食品)の香りがものすごいしていたのだが、シソ臭の香水とかあるんだろうか。

2月10日(日) シンクロ率 30 %

本日を以て taro.hauN.org/log/ は20周年を迎えました。そろそろ web log というスタイルも絶滅しつつあるような気もしますが、先日の飲み会でIさんから「最近更新してないけどどうした」と言われたので、まだ読んでくださっている人もいるのだと感謝の思いを新たにいたしました。ある程度まとまった内容を記録するには twitter では短すぎるというのは常々思っていることで、今後も頻度は落ちるかもしれませんが、読まれることや続けることを目的としない限りは、何となく続いていくような気がします。

この機会に何か言いたいことがある方は、よろしければメールをください。

録画していた『プロフェッショナル 仕事の流儀』を見る。みんな大好き MIKIKO 先生。先生が ELEVENPLAY を主宰するきっかけとして「Perfume の振付の先生という肩書を売りにすることに対する Perfume の三人への罪悪感」という言い方をしていたのが、いかにも先生らしく、好ましく思った。

MIKIKO 先生

先生はいつでも温厚で怒鳴ったりした場面は一度も見たことがないが、演出のありなしについてのジャッジには迷いがない。会議で大度さんの意見が先生から即却下される場面は何度見ても最高。

2月8日(金) シンクロ率 31 %

取材の振替で出勤日。帰りに西武百貨店で古本市をやっていたので覗く。無限に時間が欲しくなる。全ての棚をチェックし、4冊購入。

仕事用メールボックスが溢れるので添付ファイルをちまちま削除していたのだが、よくよく確認してみたら、さくらのメール置き場の quota は自分のディスクスペースの範囲内で自由に変更できることに気づいた。そりゃそうだよな。初期設定は 200MB だったので辛すぎた。とりあえず 1GB に増やす。

買ってきたうちの一冊、宮里良保『理科のための時計の科學』(1950年、火星社)を読む。時計を「とけい」と読むのってなんか変だなとずっと思っていた。「ときけい」から「とけい」になったとすると、元々湯桶読みだったことになる。元は中国で地面に棒を立てて作った日時計を「土圭」と呼んでいたのに由来するという説を本書で知った。長年の疑問が氷解。

2月6日(水) シンクロ率 30 %

安田講堂

取材で久々に本郷。理学部1号館の1階にドトールがあったとは知らなかった。ここで昼飯。先生とO朝さんの話などをする。帰りに迷子になった。

続けて JAXA 御茶ノ水へ。「はやぶさ2」の着陸が 2/22 に決定。金曜日なのは個人的に好都合。着陸場所もようやく決定。うまくいって欲しい。

日本学術会議の提言「ハッブルの法則の改名を推奨するIAU決議への対応」。要点は、

とのこと。まあ妥当。そしてここにも同期Iさんの名が。ご活躍していらっしゃる。

2月5日(火) シンクロ率 31 %

バイト先の職場に加湿器出現。冷蔵庫くらいある業務用加湿器で、なかなかの音が出るが、広い職場全体がちゃんと加湿されるのは大したもの。ときに20%を切るカラカラオフィスだったのが、こいつを稼働させると40〜50%まで潤う。素晴らしい。印刷工場では気温・湿度管理は重要で、乾燥すると静電気が発生して紙詰まりが起こったりする。なので、業務用加湿器のノウハウを知る社員の方々が組版のフロアにも手配してくれたのであろう。ありがたい。以前の職場もカラッカラで、いろいろ言って加湿器を入れてもらったこともあったが、家庭用に毛が生えた程度の機種ではパワー不足でほとんど効かなかった。

月刊星ナビ 2019年3月号

本日発売の『星ナビ』3月号にて、映画『ファースト・マン』の紹介を 1p、「はやぶさ2」レポートを 6p 書きました。いよいよリュウグウ着陸ということで表紙も「はやぶさ2」。よろしければご覧ください。

amazon で『星ナビ』が「あわせ買い対象商品」になっていることに気づいた。他の商品と合わせて合計2,000円以上にしないと売ってくれないというやつ。11月から972円未満の雑誌が1冊買いできないように変えられたようだ。相変わらず amazon は強権である。これだったら honto とかで買う方がいいかもしれない。

2月3日(日) シンクロ率 30 %

零の発見

家で校正仕事。

歴史上、「紀元0年」という年は存在しません。というのも、西暦を定めた当時は「0」という概念そのものがなかったためです。

という記述を見て、うーむと悩む。西暦の成立は6世紀らしい。位取りで数がない桁に何か記号を置くというのはバビロニアで BC 3世紀頃にはあり、ギリシアや中国でも同様の記法はあったようだ。ただしそれはまだ「位取り記法の際に空位に使う記号」に過ぎず、「1よりも1小さい整数」として 0 が意識されていたわけではないようだ。インドでいわゆるアラビア数字と 0 が発明されるのが7世紀頃、イスラム世界に伝わるのが9世紀頃、西欧に入るのは13世紀頃らしい。なので、西暦ができた当時の西欧に「0 の概念」がなかったというのはまぁ正しい。おそらく、2019 を MMXIX と書くようなローマ数字が使われていたはず。ただ、紀元0年がない理由がそれなのだと言われると、ちょっと待てという気分になる。もし西暦を考案した頃の人々が既に 0 を知っていたら「紀元0年」から始めただろうか。例えば本のノンブルや章立ては、0 の概念を知っている現代であっても 1 から始めるじゃないすか。だから、0 の発明云々とは関係なく、年月日は本のノンブルと同じく「序数だから」1 から始まるのだ、という説明の方がいいのではないか。ということで、この部分については「日付は序数だからです。0月0日が存在しないのと同じ理由です」といった記述に直すことを提案。これが理由の説明になっているかというのも微妙ではあるが。

吉田洋一『零の発見』を読み直したくなったので amazon で古書をぽちった。本体価格 \1。ほぼ送料のみ。

2月1日(金) シンクロ率 29 %

まだ紅白の録画も通しで見てないのに1月が終わってしまった。もうすぐ今年も終わる。良いお年を。

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