5月31日(木) シンクロ率 29 %

認知症に関する論文誌を仕事で定期的に読むが、論文でありながら、そこに書かれている症例報告にはなかなか引き込まれるものが多い。徘徊のひどいお婆さんが一日に8kmも10kmも歩くので体重がどんどん減ってしまって、毎日の食事の量を規定より増やしたとか。食べ物の嚥下ができなくなっているので鼻からチューブを入れて栄養を与えるのだが、このチューブを抜こうと激しく暴れるお爺さんの話とか。本人にとって何が幸せなのかを真剣に苦悩するスタッフの事例が綴られていて、文学としても興味深く読める。

怒りっぽいことを専門用語で「易怒性いどせい」というらしい。

通勤用の CX300-II が断線しかかっているので新しく購入。後継モデルらしい CX3.00 にした。考えるのがめんどくさいのでもうずっと SENNHEISER。

CX3.00 は CX300-II よりも音量が小さい。CX300-II では iPhone でいつも目盛3つくらいで聴いていたが、CX3.00 だと4つか5つにしないと同じ音量にならない。イヤーピースの遮音性はどちらも同程度。CX300-II はインピーダンスが 16 Ω、音圧レベルが 113 dB。CX3.00 はインピーダンス 18 Ω、音圧レベル 118 dB。インピーダンスが高くなったせいだろうか。しかし音圧レベルも上がってるはずなのだが。

自転車の空気が1時間ほどで抜ける。虫ゴムを変えてみたが改善せず。パンクか。

5月28日(月) シンクロ率 31 %

家で2つ並行仕事。ヌルチタスク。眠い。

5月27日(日) シンクロ率 29 %

古巣仕事。富士そばでちくわ天を頼んだが、消しゴムみたいな食感だった。あれはない。「温めますか」と聞かれたときに温めてもらうべきだった。

月面で作業中の宇宙飛行士がこけてしまった瞬間をまとめた映像。1/6 G の世界はなかなかめんどくさそう。

林檎さんの秋ツワーが告知された。今度こそ忘れずに応募せねば。

5月26日(土) シンクロ率 28 %

電車でハイカー姿の爺さん婆さんがたくさん乗車。俺の隣に座る。耳が遠いのか、喋っている声の音圧が凄い。隣の車両に避難。

散髪。TBS ラジオの田中みな実の番組がかかっていた。最近はそれほどぶりっ子キャラでもないようだが、ラジオだと声が低くて落ち着いた話をしていて、意外に内容も面白い。

Newton(ニュートン) 2018年 07 月号

今日発売の『Newton』7月号に取材記事を 1p 書きましたので、よろしければご覧ください。天文ではなくウナギの減少に関する研究のお話。

取材時の余談。計算機を使った海流の3次元シミュレーションというのが行われているわけだが、海底地形の3次元データはまああるとして、海水の運動の元データはどうやって得ているのかと尋ねたところ、2000年代以降は「Argo 計画」という国際共同観測プログラムが走っていて、アルゴフロートという海上ロボットが地球の海全体に 300km 間隔で浮かんでいると。これが自動で浮いたり沈んだりしながら、表面から深さ2,000mまでの海流や水温、塩分を測定してデータを定期的に送ってくるとのこと。「海のドローン」みたいなものですな。アルゴフロートの分布図を見ると地球上の海を埋め尽くしているように見えて、「こんなにたくさんあるんですか!」と驚いたのだが、取材に応じてくれた JAMSTEC の宮澤泰正先生曰く、点に大きさがあるから埋め尽くされているように見えるだけで、実際にはこれでも全然足りないとのこと。計算の格子点は10km間隔なので、300km間隔では確かに全然足りない。しかし足りないとはいっても、こういうもののおかげで、大気と同じように海水の3Dシミュレーションもようやくできるようになりつつあるらしい。今回取材した張先生・宮澤先生らの計算は過去20年分の海流を再現したものだが、地球シミュレータではなくワークステーションでできる程度の計算規模らしい。地球シミュレータの見学もできるかなと少し期待していたが、残念ながらそれはなかった。

今日の探しもの

5月25日(金) シンクロ率 28 %

いろいろ先延ばしにして眠る日々。

母が植えた薔薇。蕾のときは薔薇っぽかったが開いてみると別の花みたいに見える。

薔薇

郵便を出す。結果が出るのは10月末。

5月24日(木) シンクロ率 30 %

8月にヌーアルバム! 8月リリースって珍しくないか、と思ったら『Perfume 〜Complete Best〜』が8月だった。フェスシーズンだが、どういう感じになるんだろう。

そして秋にアリーナツアーとのこと。P.T.A. では日程・ハコ情報も公開。東京がない。追加公演なのか何なのか。

Wikipedia に『TBA』と書いてあって、もうアルバムタイトル漏れてるのか、と思ったが、to be announced ってことね。

5月22日(火) シンクロ率 29 %

日大は小池里奈(佐野日大 OG)に謝れ。

池袋の文房具店クエスト。東武の中に伊東屋があった。隣に鳩居堂もあった。切手古銭屋もあった。なかなか良い。

5月21日(月) シンクロ率 28 %

体重も増えたけど腹囲の増加がまずい。どげんかせんといかん。

NHK WORLD JAPAN の件は 02:10- の回を見たら無事に buffering なしで見ることができた。

栗城氏死亡。わりと多くの人々がこの結末を予想していたとはいえ、8,000mよりずっと下で死ぬとは思わなかった。彼の活動はまとめサイトによくまとまっている。「勉強しないのにお金もらって東大を受け続けているようなもん」という評が分かりやすい。小保方の同類。次から次へとカモを見つけてくる能力は凄いな、とは思う。NHK『映像の世紀』に出てきた、エッフェル塔から飛んでみせると言って金をもらって引っ込みが付かなくなって死んだ100年前の鳥人間を思い出した、という評もあった。本人に対しては何の感慨もないが、家族は気の毒。

5月20日(日) シンクロ率 30 %

うち仕事。Skype 超便利。

体重増が気になるので久々に5km歩いた。疲れて夕寝。

NHK WORLD JAPAN の Perfume 番組をちょこちょこ見るが、切れまくり。光回線じゃないとダメなのか。ナレーションがホラン千秋。英語上手。

はやぶさ2がリュウグウまであと36,000km。もう地球から静止衛星までの距離よりも近い所に到達している。まだ形は見えてこないのかしら。リュウグウの直径は推定 900 m。はやぶさ2で絵が撮れる装置というと、広角 (ONC-W1/W2) と望遠 (ONC-T) のカメラと、姿勢制御用のスタートラッカー (STT) がある。ONC は画素数が 1024x1024 で一辺の視野角は望遠が 6.35 度、広角が 65.24 度。STT はイメージセンサー全体の仕様はよく分からないが、とりあえず 300px が 5.86 度になるらしい。というわけで、直径 900 m のリュウグウが 1px 以上のサイズで写るためには、ONC-T だと 900(m) / (6.35(deg) * π / 180(deg/rad) / 1024(px)) = 8,320 km 以内に近づく必要あり。同様に STT では 2,640 km、ONC-W1/W2 では 810 km となる。

JAXA はやぶさ2プロジェクトのトップページにはリュウグウとはやぶさ2の相対速度が 0.05 km/s と出ている。リュウグウが常にはやぶさ2の運動方向にいて、視線速度成分だけでこの接近速度が出ているなら、あと2日あれば ONC-T には 1px 以上のサイズで写ることになる。実際には探査機に対してまだリュウグウが横に動いているので2日よりは多くかかると思うが、それでもあと10日もあれば着いてしまいそうな雰囲気。

5月19日(土) シンクロ率 29 %

ビックカメラで1万円くらいの買い物をしたが、よく考えたらこれ買っても意味がないな。ショック。オクで売るか。

池袋の嵯峨谷にはなぜちくわ天がないのか問題。

5月18日(金) シンクロ率 28 %

タモリ倶楽部のナレーションは冒頭と次回予告だけが武田広で中身は増谷康紀氏という分担になったようである。

増谷氏の twitter には「歩いた歩数」「仕事の告知」「スイーツの写真」の3種類しかなくて素晴らしい。ある意味理想。

先週・今週と空耳アワーに羽月希が出ていた気がするのだが、気のせいだろうか。引き続き出て欲しい。

しかし最近のタモリ倶楽部は変に普通の番組構成になってしまったのが残念。次回予告とか要らんし。あんなものを入れるために安斎さんとタモリの冒頭の雑談をカットするなんて本末転倒じゃないか。毎分視聴率の谷間を作るな、みたいな圧力があるんだろうか。

5月16日(水) シンクロ率 29 %

向かいの席の人(60代)が着てきたTシャツのデザインになんか見覚えがあると思ったら、Perfume FES 2017 のTシャツだった。びっくり。聞いてみたら、お子さんからの貰い物らしい。彼自身は三人のうち「のっち」しか分からないとのこと。その後しばし Perfume について話し、『チョコレイト・ディスコ』の歌詞の意味などを質問される。

freee は画面上で請求書を作成すると \150 でそのまま先方に郵送までしてくれる。便利。封筒とか「請求書在中」のスタンプとか買ってきたけど不要だった。角印は印影をスキャンして透過 png にすれば請求書に貼り込める。まあ角印なくても効力には関係ないが。

5月15日(火) シンクロ率 30 %

馬柱

暑い。先日のカイロを買うほどの寒さは何だったのか。

競馬新聞に載っているあの表のことを馬柱(うまばしら)と呼ぶらしい。どんなものにも名前が付いているものだなぁ。

池袋鯛焼きクエスト。今日はセガのたい焼きで買ってみた。文字通り、サンシャイン60通りの SEGA のゲーセンにある。あんこたっぷりで美味い。皮はしっとりめ、しっぽの先だけサクサク。チョコバナナとかカマンベールチーズクリームとか栗とか変化球が充実している。チーズは新宿の三平の今川焼き屋にもあって愛食していた。売られているとつい欲しくなる。

5月13日(日) シンクロ率 32 %

レビウ【展】『浜口陽三展 あるかがやき −森芳雄の作品とともに

@ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション。以前に国立近代美術館で彼の作品を見て、一度来ようとずっと思っていた。浜口陽三は廃れかけていたメゾチントという銅版画の技法を再興し、さらにカラーメゾチントを生んだ人。ビロードのような深い黒から明るい色へのグラデーションが素晴らしい。実家がヤマサ醤油の創業家であるため、こういう地価の高そうな所に美術館があるらしい。数席だがカフェが併設されていて醤油アイスとかも食べられる。

銅版画は非常に劣化しやすいため、常設展はないとのこと。展覧会をやっているときに見に来るしかない。この展覧会でも室内の照明は必要最小限の明るさだった。老眼にはなかなか見づらい。有名なサクランボや葡萄の版画があったが、本物は印刷物で見る印象よりもかなり彩度が低い。そして小さい。はがき大や10cm四方くらいの作品が多い。メゾチントは凹版なので、インクを入れるための溝を版にびっしり刻む必要がある。また、刷るためにはプレス機に入るサイズでなければならない。そういう事情もあって大判の作品は難しいようだ。

パリの屋根』や『17のさくらんぼ』は言うまでもなく良かったが、小屋の中に飼われている黒いウサギを描いた作品が二つくらいあって、これがなかなか良かった。

館内のテレビで'90年代の浜口を取材した日テレの番組が流されていた。井田由美アナが若い。浜口自身の仕事は彫るところまでで、版画として量産するのは刷り師が担当していた。パリから米国に移住したが、米国には良い刷り師がいなくて大変だと言っていた。

穴場のような美術館で日曜でも全く混んでいないのでなかなか良い。また来よう。

浜口陽三の全作品を収録した画集が欲しいが、驚きのお値段。

雨。

こないだ何気なく撮った写真を改めて見返してみたら、いい逆光が撮れていた。

新緑

池袋駅の地下街に臨時の手荷物預かり所ができていて、何の騒ぎだろうと思ったらデパ地下で母の日用の買い物をする客のためのものらしい。そういえば母の日か、と思い出してお菓子を買って帰る。

5月10日(木) シンクロ率 28 %

雨。のち晴れ。

久々に会社から駅まで歩いたら疲れて電車で熟睡。

池袋の鯛焼き/今川焼き屋開拓ミッション。最近よく行くのは池袋西武の「味咲き」だが、今日はジュンク堂のちょい先にあるという新宿椿庵に行ってみた。元々歌舞伎町にあったから「新宿」という店名らしい。予備校帰りの高校生が買いに来ていた。厚焼きと薄焼きがある。両方買った。小栗旬と山田優の写真が飾ってあった。夫婦で来たのか。

南池袋公園で鯛焼きを食う。厚焼きはマジ超厚。6cmくらいある。餡が多すぎてもはや鯛の輪郭が閉じてないという。鯛焼きにも閉じた鯛焼きと開いた鯛焼きがあるんだな。曲率が負の鯛焼き。普通の鯛焼きよりも生地がかなりサクサク。これはこれで美味い。一つでお腹いっぱいになる。薄焼きの方は普通に縁が閉じている。これも生地がサクサクパリパリ。どっちも美味いけどどうせ買うならやはり厚焼きかなぁ。

南池袋公園は改修されて地下駐輪場が併設されている。以前は公園の中に高低差があって樹木も多くて、かつて根津山だった頃の雰囲気を残していた。予備校時代にたまに来た。今は完全に削平されて広い芝生やウッドデッキやカフェのある洒落た公園に変わっている。城北大空襲のときに遺体を根津山に埋葬して大半がそのままになっていると言われていたが、工事で遺骨が出たりしなかったんだろうか。

5月9日(水) シンクロ率 30 %

結局再びセーターを出した。カイロも使用。ファンヒーターの灯油がなくなったが、このタイミングで給油すべきか迷う。

無事に出稿。外仕事の最中に要返信のメールがどんどん入ってくるのはやはり大変。今度から出稿週は勤務日をずらそう。

ドローン1,374機による群舞。中国・西安にて、中国のドローンメーカー EHang(億航)によるデモ。平昌オリンピックで Intel のチームが作った同時飛行数の世界記録を更新。ドローンがピクセルになる時代。ライゾマが20機とかでやってるのはもはや最先端でも何でもないので、何か新機軸が欲しいところ。

GRAPE 以前のN体計算は N=1,000 体くらいでやってた時代もあるらしいので、星団や銀河のN体シミュレーションの結果をドローンで空中に 3D 表示するみたいなことが実現できたら面白い。太陽から近い順に近距離恒星1,000個分の3次元地図をドローンで空中に作るとか。

5月8日(火) シンクロ率 29 %

寒い。上着やセーターはもう片付けてしまったのでとりあえずヒートテックを中に着た。

今季はプレーしないが引退ではなく生涯契約、というのはつまり、梅小路に動態保存されている蒸気機関車みたいなものか。イチローの動態保存。

5月7日(月) シンクロ率 31 %

レビウ【書】『増補改訂版 地層の見方がわかるフィールド図鑑』(青木正博・目代邦康)

増補改訂版 地層の見方がわかるフィールド図鑑

本屋でぱらぱらめくって写真が美しかったので購入。地層というタイトルだが、実際には地層だけでなくさまざまな地形の写真がほぼオールカラーでふんだんに収録された、地形カタログみたいな本。ブラタモリファンにおすすめ。とにかく写真が綺麗。伊豆大島の地層大切断面とか玄武洞の柱状節理とか、素晴らしい。誠文堂新光社はこういう本も出してるのが強いよな。2017年に増補改訂された本だが、野外観察の方法を解説したページには「小さい標本はフィルムケースに入れるとよい」みたいなことが書いてあって、今どきフィルムケースなんかもう手に入らないだろう、とそこだけはツッコんだ。

諸々うち仕事。タイトな日程だったが、こちらが伝えた〆切よりずっと早く返していただいて助かった。

科学者向けグローバルアンケート。なんか野尻さんが tweet していたので回答してみた。過去に院生とかやって辞めた人も対象らしいので。研究時代の性差別だとかそういう経験についてのアンケート。

加古里子さん死去。世間的には『だるまちゃんとてんぐちゃん』『からすのパンやさん』が代表作ということになるのかもしれないが、俺としてはやはり加古里子と言えば『宇宙宇宙地球地球海かわかわ あたり。子供の頃にこれらの本に出会ったのが理系に進むきっかけの一つだったのは間違いない。『かわ』は甥っ子にも買ってあげたことがある。大人になってから彼の絵本を読むと、子供が夢中になるツボってこういうことか、というのがよく分かる。『からすのパンやさん』でいろんな種類のパンをページいっぱいに並べるのもそうだが、たくさんの物をびっしり並べて描いた絵というのは子供がハマるポイントの一つ。あとはペンで精密な描き込みをして水彩で着彩する、あの独特の画風ですね。そして断面図。加古里子の科学絵本にハマった子供は絶対に断面図が好きなはず。

だるまちゃんとうさぎちゃん』も持っていた気がする。リンゴをむいてだるまちゃんとうさぎちゃんを作るやり方とか、作ってくれと母親に頼んだ記憶あり。小学生には『なかよしいじわる元素の学校』もおすすめ。小学校の図書館でこれを見つけて、周期律とかエカ珪素とかをこれで覚えた。俺が読んだ頃とは表紙が変わっている。改訂されたらしいが今はそれも絶版か。また読みたくなってきた。

5月5日(土) シンクロ率 30 %

アズールレーンというのは艦これのパクリなのかしら。(CM を見ながら)

連休で外に出ないと結局屋内で PC 作業ばかりになる。眼精疲労がヤバい。目薬を購入。

目薬の使用期限を容器でなく外箱に印字するロート製薬。気が利かない子だね。製造工程的に難しいんだろうか。以前買った目薬はちゃんと容器に期限が刻印されていた記憶あり。参天製薬だったかな。しょうがないのでマジックで容器に書く → 油性なのにインクがなかなか乗らない。何なのこれ。

5月4日(金) シンクロ率 33 %

某所から Reframe の板が届いたので鑑賞。生でも観たが、こんな演出だったか、と改めて記憶を補完。終わってみると「とにかく凄かった」という記憶しか残っていなくて細部を何も思い出せないというのは Perfume ライブあるあるですよね。1時間の舞台だけど、これはやっぱり凄いよ。NHK 総合でも放送すべきではないか。J-POP と舞台芸術とメディアアートが融合した或る種の到達点として、今こんな凄くてわけ分からないものを生み出している人達がいます、というのを NHK の権力を使って広く布教して欲しい。今のテレビは食べやすいものばかりでつまらないので。

"Scene" と題されたパートも含め、曲目は Recollect / DISPLAY / Record / Butterfly / シークレット シークレット / Rebuild / エレクトロ・ワールド / FUSION / Three Walks / 願い / 無限未来 だった。改めて見ると "Record" のパートがなかなか良い。自分の名前を名乗ってマイクチェックをする、その段階では西脇・樫野・大本という三人の個人として存在しているのが、やがて絵の具を混ぜるように三人の個が混色して Perfume という途方もないものが出来上がっていく。そんな過程を象徴的に見せていて、劇としても面白いし、三人の声をループマシン的に重ねていって曲が成長していくのも面白い。

Perfume になった三人が繰り出す無表情で人間離れした動きを観るときに湧き起こる感情は、サーカス団や見世物小屋が必ず帯びているあの哀しさに少し似ている。そういう哀愁まで表現されていて、良い演出だった。こないだの『シブヤノオト』で、10年後の Perfume は現実世界から消えて「概念」になる、と女王蜂のアヴちゃんが言っていたのを思い出す。

ただ、三人の個が混色してテクノロジーまでない交ぜになった Perfume は決して無機質な存在ではなくて、そこには作り手と三人が込めた深い温かみがあちこちに発見できるのです、というのもこの公演の重要なメッセージになっている。生歌の「Butterfly」や、三人の声量に照度が比例する照明や、ダンスに合わせて動くドローンやレーザーや、三人の身体だけを残して全ての舞台装置が消える「無限未来」のステージにそれが表れている。

Reframe
Reframe

5月3日(木) シンクロ率 28 %

akaさん曰く、来年の5月1日が改元なので、今月以降の日付はすべて「平成最後の○月○日」になるらしい。感慨があるようなないような。

5月2日(水) シンクロ率 29 %

よく分からないが明日から連休らしい。

競艇場の方角に高いアンテナらしきものが立っているのは何だろうと思っていたが、TBSラジオの送信所らしい。高さ150m。周波数 954kHz の電波は波長 314m なので、ほぼ λ/2 ということらしい。λ/2 に足りない分はてっぺんに容量環という輪っかを付けて実効的にアンテナ長を延ばしてるとか。へー。でもあと7mなんだからもう少し頑張ればよかったのに。航空法規的に150mまでみたいな制限があるのかな。

5月1日(火) シンクロ率 28 %

メーデーは国民の祝日だと毎年勘違いする。

時代小説にはしばしば主人公が煮売り酒屋で酒を飲みながらちょっとした料理を肴にする場面などが出てきて、飯どきの前にこういう作品の校正をすると非常に腹が減る。今日の作品には焼き柿というのが出てきた。文字通り柿を焼いたもので、とろとろ感と甘味が実に美味いらしい。デイリーポータル Z にもあった。

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